GQがお届けする「フィアット」に関する記事ページです。
■概要
1899年にイタリア・トリノニンを拠点とした自動車会社として設立したフィアット。正式名称は、直訳するとトリノのイタリア自動車製造所。創設メンバーは地元の名士でジョバンニ・アニエッリをはじめとした9人。アニエッリが中心となって事業を進めていき、第二次大戦後はアニエッリの孫であるジャンニが継ぐことになった。イタリアの不況を乗り越え、第一次世界大戦では軍事車を製造し、飛行機や船舶にも手を広げたが、イタリア国内最大の自動車メーカーとなる。2014年にはフィアットがアメリカのクライスラー社を子会社化し、フィアット・クライスラー社となる。同年ニューヨーク証券取引所に上場している。
■沿革
戦争やイタリア不況を乗り越え、リビアからの出資を受けるなどして企業改革をすすめていったフィアットは、傘下のフェラーリやマセラティの経営立て直しとして、Dセグメントモデルなどを発表。2005年の発表から一年でヨーロッパ市場内販売一位獲得など、見事に建て直しを成功させた。2014年にはダイムラーとの合併が成功しなかったクライスラーと合併し、ロンドンに本社を置くことになる。47年間という長い間、傘下にはいっていたフェラーリは2016年1月にフィアット・クライスラー・オートモビルズから独立した。
■日本での様相
フィアットを代表するクルマ「500」が日本上陸をしたのが2008年。そのフィアット「500」の日本仕様マイナーチェンジとなる2016年モデルは、フェイスリフトするコンパクトモデルで、販売価格は199万8000円から279万7200円。クロスオーバーモデル「500X」は286万円。5ドアのごつい外観と、イタリアンテイストのクールな内装のギャップが印象的。かわいいイメージだったフィアット500が、大人の雰囲気に変身している。そして日本限定車「Fiat 500 Super Pop Amore(スーパーポップ アモーレ)」も発表。200台が販売される。
■シリーズ車種特徴
イタリアの国民が乗る車として知られている2代目「フィアット500」は1957年7月4日に発表され、その58年後の同日に新型の概要が発表された。2007年に登場した3代目に改良を施実施したモデルで、新しいエンジンを搭載した洗練されたモデルである。2015年には映画スター・ウォーズ/フォースの覚醒のブランドスポンサーとなって作品の中に登場人物をモデルにした「フィアット 500e ストームトルーパー」を発表した。
★フィアット主な車種:
・500X
・500Xポップスター
・500Xポップスタープラス
・500Xクラスプラス
・500
・500 1.2ポップ
・500ツインエアポップ
・500ツインエアラウンジ
・500S
・500Sツインエア
・500C
・500C1.2ポップ
・500Cツインエアラウンジ
・500L
・パンダ
・パンダイージー
・124スパイダー
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★フィアットに関連する注目動画:
・キュートだけれどファンクショナル、フィアット・500Xに試乗
★フィアットに関連するサイト:
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