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三里塚闘争は、千葉県成田市の農村地区である三里塚とその近辺で継続している成田市・芝山町の地元住民及び新左翼活動家らによる新東京国際空港(成田国際空港)の建設・存続に反対する闘争のことを指す。成田闘争とも呼ばれる。
空港の建設地が現在の位置に決定するまでの経緯もあり、空港用地内外の民有地取得問題や騒音問題等をめぐって地元住民らが革新政党指導の下で「三里塚芝山連合空港反対同盟」を結成し、反対運動を行った。更に開港を急ぐ政府による機動隊投入等の強硬策に対抗するために新左翼党派と合同したことで、反対運動が過激化した。「ボタンのかけ違い」と呼ばれる政府側と反対派のすれ違いの連続の結果、激しい反対運動によって開港が当初予定より大幅に遅れただけでなく、双方に死者を出す惨事となった……
- 1341年から1347年にかけて起こったビザンツ帝国内乱は、ビザンツ皇帝アンドロニコス3世パレオロゴスの死後にその9歳の息子で後継者であったヨハネス5世パレオロゴスの後見人をめぐって起こった内乱である。長期に及んだ戦乱と他国の介入によって大きく領土を失い、1世紀後のオスマン帝国による征服へつながることになった……
- 日本学術会議は、日本の国立アカデミーで、内閣府の特別の機関の一つ。日本の科学者の内外に対する代表機関であり、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする。国単位で加盟する国際学術機関の組織構成員でもあり、それらの国際分担金も担う……
- 鰊場作業唄、あるいは鰊場音頭は、北海道の日本海沿岸に伝わる民謡である。江戸時代後期から昭和時代中期まで隆盛を極めたニシン漁に従事する出稼ぎの漁師たちが、仲間の結束を固め作業の憂さを晴らすなかで自然に生まれた民謡である。北前船の乗組員や、東北地方からの出稼ぎ漁師が持ち込んだ東北民謡を基にした作業唄で……