選り抜き記事
中山トンネルは、上越新幹線高崎駅 - 上毛高原駅間にある総延長14,857 mの複線鉄道トンネルであり高崎方面から進行すると榛名トンネルの次、二番目に通過するトンネルである。建設中に2回の大出水事故を起こして難工事を極め、2回の経路変更によりようやく完成したが、経路変更のためにトンネル内に半径1,500 mの曲線ができてしまい、営業速度240 km/hの新幹線がトンネル内の曲線部分を通過するときには160 km/hに減速せざるをえなくなった。また日本において初めて新オーストリアトンネル工法 (NATM) が採用されたトンネルである。当初の予想を大幅に超えた難工事による工期の遅れから、中山トンネルの工事は上越新幹線全体の開業に多大な影響を与えることとなり、事前の地質調査の重要性など、多くの教訓を残すこととなった。……
- 佐藤 在寛は、日本のろう教育者、社会教育者。北海道函館聾学校(北海道函館市)の前身である函館盲唖院の第3代院長。特殊教育の功労者、函館市教育界の元老として函館市民の尊敬を一身に集め……
- 壱岐丸は、山陽鉄道傍系の山陽汽船により、下関 - 釜山間の関釜航路開設のため三菱合資会社三菱造船所で建造された2隻の同型の海峡渡船の第1船で、1905年(明治38年)9月11日の本船就航をもって同航路は開設された……
- ピータールーの虐殺は1819年8月16日にイングランド・マンチェスターのセント・ピーターズ・フィールドで発生した事件である。広場で選挙法改正を求めて集会を開いていた群衆に騎兵隊が突入して鎮圧を図り、多数の死傷者が出る惨事となった……