WordPress 6.2 リリース候補版 2

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 2” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.2の2番目のリリース候補(RC2)ができました!

WordPress 6.2のリリースは2023年3月28日に予定されており、それはあとわずか2週後です。まだ試されていない方は、今が絶好のチャンスです。みなさんからのフィードバックやバグの報告が WordPress の安定性、スムーズさ、快適さを維持しています。これは重要な作業であり、プロジェクトに協力するための素晴らしい方法なのです。

これまでベータ版と RC 版のリリースをテストしてくださったみなさまに感謝します。3月9日に RC1 がリリースされて以来、TracGitHubでは約36件の問題が解決されました。

WordPress 6.2 RC1リリースアナウンスでは、6.2の注目のハイライトをキャッチアップし、より深く探ることができます。

テスト用に RC2をインストールするには

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上で RC2をテストすることをお勧めします。

WordPress 6.2 RC2をテストするには以下の三通りの方法があります:

方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。

方法その2: こちらからRCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。

方法その3: WP-CLI を利用してテストする:

wp core update --version=6.2-RC2

プラグインやテーマの開発者へのシャウトアウト

WordPress が世界中のより多くの人々に、より多くのことを提供できるのは、あなたのプロダクトのおかげです。RC2に対して最新バージョンをテストしたら、プラグインの readme ファイルの「Tested up to」バージョンを確実に6.2に更新してください。互換性の問題が見つかった場合は、サポートフォーラムに詳細な情報を投稿してください。

このリリースの主な変更点のさらなる詳細については、WordPress 6.2 フィールドガイドをご確認ください。

WordPress の翻訳への支援

英語以外の言語を話せますか? WordPress を100以上の言語への翻訳にご協力ください

バグハントに参加—テスト、テスト、テスト

みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することは、より大きな挑戦となるでしょう。また、プロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

俳句をリリース

Listen, we are close
One step to final RC
Breathe, and keep going

この投稿に協力してくださった次の方々に感謝します: @laurlittle @marybaum @audrasjb @cbringmann

俳句: @sereedmedia

WordPress 6.2 リリース候補版 1

以下は、marybaum による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 1” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.2の最初のリリース候補(RC1)が公開され、テストができるようになりました。

リリースサイクルのこの部分に到達することは、重要なマイルストーンとなります。私たちはリリース候補を最終的なリリースの準備が整ったと考えていますが、コミュニティによる追加のテストと使用によって、より良いものにすることができます。

6.2の正式リリースは、3月28日とわずか3週間後に迫っています。オープンソースでは、「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」と言います。そこで、WordPress のエコシステム (テーマやプラグイン開発者、教育者、代理店、クリエイターなど) に属するすべての人に、テストに参加し、協力してもらうようお願いします。

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上でRC1をテストすることをお勧めします。

WordPress 6.2リリース候補版 1 をテストするには以下の三通りの方法があります:

方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。

方法その2: こちらからRCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。

方法その3: WP-CLI を利用してテストする:

wp core update --version=6.2-RC1

テストは初めてですか? こちらのガイドを御覧ください

WordPress 6.2 RC1 の内容

このリリースには900以上の機能強化や修正が含まれており、2023年最初のメジャーリリースとなります。

WordPress 6.2には、あなたの作業をよりスムーズに、より速く、少しだけ刺激的にするための機能強化が盛り込まれています。

  • テンプレートの閲覧を容易にするサイトエディターのリフレッシュ
  • よりシンプルなメニュー管理のためのナビゲーションブロックの新しいサイドバーUI
  • 「設定」と「スタイル」のタブを分けて配置してブロックの設定を整理
  • Openverse や6億点以上のカタログ、メディアライブラリーを含むメディアを追加できる新デザインのインサーター
  • ブロックテーマのヘッダー・フッターのパターンを増やしました
  • サイト全体のルック&フィールを一度に表示する新しいスタイルブック
  • ブロックスタイルをコピー&ペーストすることで、サイト全体をより速く、よりシンプルにデザインするための新しいコントロール
  • 最後の仕上げを可能にする、ブロック単位でも全体でも追加できるカスタム CSS
  • スクロール時に重要なブロックが固定されるスティッキーポジション
  • 執筆に集中したいときに便利な「集中モード」。
  • クラシックテーマからブロックテーマへ特定のウィジェットをインポートできる新しいオプション
  • サイトエディターのベータ版ラベルの削除 – 次世代 WordPress へようこそ

この特集のハイライトを実際に見てみたいですか? 2023年3月2日に収録された WordPress 6.2 Demo をご覧ください。

技術的な仕様について深く知りたいですか? 以下の最近の投稿では、最新の技術的なアップデートをいくつか取り上げています。完全なリストではありませんが、まずはこちらをご覧ください。

また、これらをまとめた包括的な WordPress 6.2 フィールドガイドも公開しています。 

バグハントに出かけよう!

みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することは、より大きな挑戦となるでしょう。また、プロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。

グローバルな視点から見ると、プレリリースバージョンをテストするたびに、WordPress の未来を守る手助けをすることになるのです。どのように? このソフトウェアが安定し、使いやすく、できるだけバグがないことをコミュニティが証明することが、その助けとなります。

全般的なリリースのテストについてもっと知りたいですか? Make Coreで行われているテストの取り組みについてフォローすることができます。また、Making WordPress Slack ワークスペース#core-test チャンネルに参加することもできます。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

Gutenberg の最新機能の詳細について興味がありますか? WordPress 6.1 (WordPress の前回メジャーリリース) 以降に搭載された機能をご確認ください。詳細は Gutenberg の新機能のこれらの投稿、15.115.014.914.814.714.614.514.414.3、そして 14.2 を御覧ください。

現時点での最新メジャーリリースである WordPress 6.0 の公開より後にリリースされた Gutenberg の機能について調べたい場合は、以下の What’s New In Gutenberg 投稿を参照してください。14.114.013.913.813.713.613.513.413.313.213.1

WordPress のプラグインとテーマの開発者に感謝します

あなたはプラグインやテーマを作っていますか? あなたのプロダクトは、WordPress が世界中のより多くの人々のために、より多くのことを行うための特別な役割を担っています。そして、WordPress コミュニティの人々が増えることは、より大きく、より堅牢なオープンウェブを意味します。

おそらく、すでに WordPress 6.2ベータ版に対して最新バージョンをテストしていることでしょう。RC1では、テストを終了し、プラグインのReadmeファイルの「Tested up to」バージョンを6.2に更新することをお勧めします。

互換性の問題が見つかった場合はサポートフォーラムで詳しい情報を共有してください。

WordPress の翻訳にご協力ください

あなたは英語以外の言語を話しますか? ¿Español? Français? Português? Русский? 日本語? WordPress の翻訳にご協力ください。このリリースをもってバージョン 6.2 の翻訳語句は凍結され、通常これ以上の変更が行われることはありません。

もっと知りたいですか?

WordPress 6.2 の開発についてもっと知りたいですか?6.2リリースサイクルMake WordPress Core ブログ、または6.2関連のあらゆるものを検索してください。

6.2のためのもうひとつの俳句-それは伝統です!

Beta has left us
The code sings such happy songs
Six point two RC

この投稿にご協力いただいた次のみなさんに感謝いたします。@laurlittle@cbringmann, @audrasjb, @jpantani。 俳句は @nomad-skateboarding-dev

WordPress 6.2 ベータ 1

以下は、Jonathan Pantani が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.2 Beta 1」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.2 ベータ 1 がダウンロード、テストすることができるようになりました!

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番運用中の重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストの実施はリスクが大きいので絶対に避けてください。代わりに、テスト用のサーバー、サイトでベータ1をテストしてください。

WordPress 6.2 ベータ 1 をテストするには以下の三通りの方法があります:

  • 方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。
  • 方法その2: こちらからベータバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。
  • 方法その3: 以下の WP-CLI コマンドを利用する:
    wp core update --version=6.2-beta1

今のところ、WordPress 6.2 の正式版リリースは7週間ほど先の2023年3月28日を予定しています。このリリースのすべてを可能な限り最高のものにするためには、このバージョンの皆さんのテストへの協力が不可欠です。

概要は6.2 リリースサイクルで得られます。また、これからの数週間はさらなる詳細を6.2関連の投稿記事Make WordPress Core ブログでチェックしてください。

テストへのご協力を!

問題や課題へのテストは、すべてのソフトウェア開発において重要な部分であり、経験の有無に関わらず、誰でも協力できる有意義な方法です。もし、まだベータテストをしたことがなければ、この詳細なガイドが始めるのに最適な場所になるでしょう。

もしあなたが WordPress のためのプロダクトを作っているのなら、テーマ、プラグイン、パターンを使ってこのリリースを早くテストすればするほど、あなたのユーザーにシームレスな体験を提供するのが簡単になることを実感していることでしょう。

一般的なリリースのテストについてもっと知りたいですか? Make Core で行われているテストへの取り組みをフォローしてみてください。また、Making WordPress Slack ワークスペース #core-test チャンネルに参加することもできます。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

Gutenberg の機能に興味がありますか? 現時点での最新メジャーリリースである WordPress 6.1 (前回の WordPress のメジャーバージョン) の公開より後にリリースされた Gutenberg の機能について調べたい場合は、以下の What’s New In Gutenberg 投稿を参照してください: 15.0, 14.9, 14.8, 14.7, 14.6, 14.5, 14.4, 14.3, そして 14.2

このリリースには、WordPress 6.2コア向けの195以上のチケットを含む、エディター向けの292以上の機能強化と354以上のバグ修正が含まれています。

メジャーなプロジェクトマイルストーンのためのメジャーリリース

WordPress 6.2は、Gutenberg プロジェクトのロードマップにおけるフェーズ2最後のメジャーリリースとして計画されたものの1つです。このプラットフォームはこの数年で大きな進歩を遂げました。6.2のリリースは、その進歩を祝うと同時にこれまで以上に強力なツールを手にすることができるパブリッシングの未来を期待するものです。

次の段階は、コラボレーションツールなどのフェーズ3です!

注目のハイライト

WordPress バージョン 6.2の新機能を知りたいですか? では少しご紹介します。

  • ベータ版のラベルはなくなりました。これは、サイトエディタが安定し、誰でも探索、作成、試行できるようになったこと意味します!
  • 書くことにフォーカスされたクリアな集中モード。
  • 新しいサイトエディタのインターフェイスでは、テンプレートとテンプレートパーツのプレビューが最初に表示されるので、編集を開始する場所を正確に選択できます。
  • ブロックの設定を分割して表示することで、スタイルと設定のオプションが整理され、必要なものが簡単に見つかり、ブロックにできることがすべて明確になります。
  • 色分けされたラベルにより、リストビュー、ブロックツールバー、キャンバスなど、どこにいてもテンプレートパーツと再利用可能ブロックをすばやく見つけることができます。
  • 改善されたナビゲーションにより、ブロック設定サイドバーから簡単にメニューの作成と管理ができるようになりました。
  • ヘッダーやフッターなどから選択できるカテゴリーが増え、パターンの検索や挿入がより簡単になりました。
  • 新しいスタイルブックでは、すべてのブロックのスタイルを一度に確認でき、サイトのデザインの詳細を完全に把握できます。
  • 特定のブロックやサイト全体のカスタム CSS のサポートにより、どのように見せたいのかを別のレベルでコントロールできます。
  • Openverse との連携により、フリーでオープンなライセンスのメディアを直接コンテンツに取り込めるようになり、既存の自分のライブラリからも素早くメディアを挿入することができます。
  • クラシックテーマからブロックテーマへの切り替え時にウィジェットがテンプレートパーツになり、よりスムーズに移行できます。

このリストは最終リリースまでに変更される可能性があります。

6.2の俳句

Last of Phase 2 now
Let’s get the party started
WordPress turns 20

この投稿に協力してくれた以下のコントリビューターに感謝します: @marybaum@laurlittle@cbringmann, @webcommsat, @audrasjb, @annezazu, @bhp

WordPress が20周年を迎えます: みんなでお祝いしましょう!

以下の内容は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress is Turning 20: Let’s Celebrate!」を日本語に訳したものです。

誤字脱字、誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


2023年、WordPress は20周年を迎えます。WordPress がなかったら、私たちはどうなっていたのでしょう? ちょっと考えてみてください! 過去20年間、多くのテクノロジー、ソフトウェアスタック、ファッショントレンドが現れては消えていく中、WordPress は繁栄してきました。

これは、何千人ものコントリビューターから成る WordPress コミュニティによる素晴らしい取り組みと協力、そして WordPress の4つの自由とパブリッシングの民主化という使命を受け入れてくださった何百万人ものユーザーによるものです。

みんなでお祝いしましょう!

2023年の初めから WordPress が最初にリリースされた正式な記念日 (2003年5月27日) に向けて、さまざまなイベントでこの重要な節目を祝い、これまでの道のりを振り返り、将来に目を向けます。

ぜひご参加ください!

今後数ヶ月間、WordPress の公式ソーシャルメディアアカウントとこの記念日の公式ウェブサイトをチェックして、コンテンツへの協力や記念品の収集などなど、このエキサイティングなイベントに参加するための最新情報を入手してください。

ソーシャルメディアでは、コミュニティがフォローできるようにハッシュタグ #WP20 を使用してください。

お祝いのために公式ウェブサイトへ何かしらの掲載を希望したい企画がある場合は、こちらのフォームから詳細をお知らせください

2022年版 WordPress アンケートで皆さんの体験について教えて下さい

毎年、WordPress コミュニティのメンバー (ユーザー、サイト構築者、開発者、コントリビューター) の皆さんは、年次アンケートを通じて貴重なフィードバックを提供しています。この調査から得られた重要なポイントやトレンドは、毎年行われる “State of the Word” の講演で取り上げられ、プロジェクトのブログで公開され、WordPress プロジェクトの方向性や戦略に影響を与えることがあります。

簡単に言えば、この調査は WordPress がどのように、誰によって使われているかを開発者がより理解するために役立つということです。また、WordPress オープンソースプロジェクトのリーダー達が、コントリビューターの経験についてより詳しく知るためにも役立ちます。

2022年の調査結果に皆さんの WordPress での体験が反映されるように、2022年の年次アンケートに参加してください。

WordPress の多言語対応コントリビューターの努力により、英語に加えてフランス語ドイツ語イタリア語ロシア語日本語スペイン語でアンケートに参加することも可能です。これらは、WordPress のダウンロード数ベースで最も頻繁にインストールされている言語です。

調査期間は 2022年末までの予定で、その後2023年中に結果を公開する予定です。今年は、アンケートの流れや回答および分析がよりスムーズに行えるよう、アンケート項目を刷新しました。いくつかの質問を削除しつつ、WordPress の現在と未来を反映した新しい質問も登場させています。2021年の調査結果の分析については、2023年の早い時期に共有する予定です。

拡散にご協力ください

このアンケートを知人の方に教えていただいたり、Slack や SNS で共有することで、このアンケートを広めるお手伝いをしていただけると嬉しいです。より多くの人がアンケートに回答し、WordPress の体験を共有することで、プロジェクト全体が将来的に利益を得ることができます。

セキュリティーとプライバシーについて

データのセキュリティとプライバシーは、WordPress プロジェクトとコミュニティにとって最も重要なものです。このため、すべてのデータは匿名化され、公開された結果にメールアドレスや IP アドレスが関連づけられることはありません。WordPress.org のプライバシー保護に関する詳細は、プライバシーポリシーをご覧ください。

Thank You

質問作成、戦略、調査構築、翻訳など、年次調査プロジェクトにご協力いただいた以下の WordPress コントリビューターの方々に感謝します。

@dansoschin, @_dorsvenabili, @angelasjin, @arkangel, @audrasjb, @atachibana, @bjmcsherry, @chanthaboune, @eidolonnight, @fernandot, @fierevere, @fxbenard, @jdy68, @jpantani, @laurlittle, @nao, @nielslange, @peiraisotta, @piermario, @rmartinezduque, @santanainniss

WordPress 6.1.1 メンテナンスリリース

以下の内容は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.1.1 Maintenance Release」を日本語に訳したものです。

誤字脱字、誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.1.1 が公開されました

WordPress 6.1.1は 29 件のコアのバグフィックス21件のブロックエディターのバグフィックス含んだショートサイクルのメンテナンスリリースです。このリリースの重要な変更については 6.1.1 RC1 の告知を参照してください。

次のメジャーリリースであるバージョン 6.2 は2023年に公開される予定です。

自動バックグラウンド更新をサポートするサイトでは更新プロセスが自動的に開始されます。

手動での更新を行う場合は、WordPress.org から WordPress 6.1.1 をダウンロード、または WordPress ダッシュボードにて「更新」をクリックし、「バージョン 6.1.1-ja に更新」をクリックします。

さらに詳しい情報はバージョン 6.1.1 の HelpHub ドキュメンテーションページを参照してください。

コントリビューターの皆さんへ感謝を

(訳注: 紙幅の都合により日本語訳ではリリースリードと100名以上のコントリビューターへの言及は割愛します。ぜひ原文をご参照ください。)

コントリビュートするには

WordPress のコア開発に参加するには、Trac に移動して チケットを選び、チケットを選び、#core#6-1-release-leads チャンネルで会話に参加してみてください。ヘルプが必要ですか? Core Contributor Handbook をご覧ください。

WordPress 6.1「ミーシャ」

以下は、Matt Mullenweg による WordPress.org 公式ブログの記事 WordPress 6.1 “Misha” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


「ミーシャ」へようこそ

WordPress 6.1 「ミーシャ」が登場しました。ソビエト・ノルウェー出身のジャズピアニスト、ミハイル “ミーシャ” アルペリンの人生と作品にインスパイアされたリリースです。ミーシャは、ソビエト連邦のジャズアンサンブルの活動を世界的に紹介しました。また、モスクワ・アート・トリオの創設メンバーとしても知られています。

「ミーシャ」は、サイト構築の体験をさらに洗練されたものに進化させます。WordPress 6.1 では、これまで以上に直感的なサイト制作が可能になり、ユーザーのクリエイティビティをこれまでになく向上できるでしょう。ミーシャのジャズピアノを聴きながら、WordPress 6.1 の世界をお楽しみください。

これは2022年のメジャーリリースの第3弾です。ぜひ今すぐダウンロードしてください。このリリース時点で、WordPress は世界中のサイトの43%を支えています。

サイトオーナーや管理者の方は、安定性、パフォーマンス、およびユーザビリティの強化を最大限に活用するために、すぐにアップグレードすることをおすすめします。また、WordPress のコンテンツ制作者には、執筆やデザイン体験を向上させるための新機能の数々を楽しんでいただけるでしょう。

このリリースには、WordPress コミュニティがプロジェクト開始以来、最も待ち望んできた機能が含まれています。エディターに追加された機能拡張と改善により、サイトオーナーにはより多くのコントロールと簡単なカスタマイズが可能になり、ユーザーはより一貫性のある使い心地を体験できるようになります。このリリースには、文章に焦点を当てた多くの改良が含まれています。「声なき人に声を与える」ためには、文章を書く人々にフォーカスする必要があるからです。

私が特に気に入っている改善は、ブロック内の段落を部分的に選択できるようになったこと、リストビューをデフォルトで開いたままにできる設定、内部リンクを追加するキーボードショートカットがすべてのブロックに拡張されたことなどです。

Josepha Haden Chomphosy、エグゼクティブディレクター
「WordPress 6.1「ミーシャ」」の続きを読む→

WordPress 6.1 リリース候補版 3

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.1 Release Candidate 3 (RC3) Now Available” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.1 リリース候補版 3 (RC3) がテスト可能になりました。WordPress 6.1 の正式版リリースは約1週間後の2022年11月1日 (火) を予定しています。

この RC3 リリースは、最終的なレビューとチェックを行うことで、6.1 リリースの適応性を保証するためのテストとサポートを行う最後の機会です。WordPress のエコシステムは広大で、何千ものプラグインやテーマで構成されているため、みなさんに時間をとってお手伝いしていただくことでプロジェクト全体が恩恵を受けることができます。

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番運用中の重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストの実施はリスクが大きいので絶対に避けてください。テスト専用のサーバーを立ち上げてその上でテストを実施することが推奨されます。

WordPress 6.1 リリース候補版 3 をテストするには以下の三通りの方法があります:

  • 方法その1: WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。
  • 方法その2: こちらからベータバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。
  • 方法その3: WP-CLI を利用してテストする:
    wp core update --version=6.1-RC3

6.1 リリースサイクルに関する追加情報もご利用ください。

これからの数週間、Make WordPress Core ブログの 6.1 関連の開発者ノートにさらなる変更についての詳細が掲載されるのでチェックしてください。

WordPress 6.1 RC3 での変更点

RC 2 以降、約60件の項目が対処されました。

WordPress 6.1 は、今年の1月と5月にそれぞれリリースされたバージョン 5.9 と 6.0 に続く、2022年の3番目のメジャーリリースです。

エンドユーザーと開発者それぞれに向けた注目の変更について詳しく知りたい方は、RC1 の告知記事に目を通し、WordPress 6.1 フィールドガイドをご覧になってみてください。

プラグインとテーマ開発者のみなさんへ

プラグインとテーマの開発者のみなさんは WordPress 6.0 RC1 に対してテストを開始してください。問題なく動くようであればそれぞれの readme.txt の “Tested up to” ヘッダーを 6.1 に更新してください。互換性の問題が見つかった場合はサポートフォーラムで詳しい情報を共有してください。11月1日の最終リリースに先立って問題を解消できるようご協力をお願いします。

翻訳にご協力ください

WordPress 6.1 の翻訳にぜひご協力ください

バグのない WordPress を保つために – テストにご協力ください

WordPress の開発過程においてリリースの安定性を高める上でテストの実施が非常に重要になります。テストに協力することはまたプロジェクトへの大きな貢献にもなります。ベータリリースのテストにこれまでに参加したことがない方には、まず最初の一歩を踏み出すための足がかりとしてこちらの詳細なガイドが役に立つでしょう。

テストは、今回ならびに将来の WordPress リリースが可能な限り安定して問題のないものになることを確かにする上で不可欠な過程です。そして、テストは誰でも参加が可能です。WordPress コミュニティのメンバーであるあなたの協力が大きな支えになります。

今回のようなリリースのテストについてもっと知りたいなら、Make Core のテストについての呼びかけを参照してみてください。Making WordPress の Slack ワークスペース内の公開チャンネルで議論に参加することもできます。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

現時点での最新メジャーリリースである WordPress 6.0 の公開より後にリリースされた Gutenberg の機能について調べたい場合は、以下の What’s New In Gutenberg 投稿を参照してください。14.114.013.913.813.713.613.513.413.313.213.1


RC3 の俳句

The time ticks forward
Release nears ever closer
Download and review


この投稿に協力してくださった Dan SoschinJonny Harris に感謝します。

WordPress 6.1 リリース候補版 2

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.1 Release Candidate 2 (RC2) Now Available” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください

また、日本語版の変更として、このパッケージ以降は wp-config-sample.php および readme.html ファイルの日本語訳は含まれません。背景についてはこちらをご覧ください


WordPress 6.1 リリース候補版 2 が公開されました。ダウンロードし、テストしていただけます。

これは 6.1 のリリースサイクルにおける一つの重要なマイルストーンです。すでにリリースできる水準の完成度にはありますが、正式なリリース期日までの時間を使って最終確認をできるようコミュニティに検証対象を提供する目的で作られるのがこの「リリース候補」と呼ばれるバージョンです。WordPress は何千ものプラグインやテーマと相互に関係する複雑な生態系であるので、新しいバージョンに何か見落としがないか隅々まで検証することは極めて重要な工程であり、またそれには WordPress コミュニティの多くの方々からの協力が必要になります。

WordPress 6.1 の正式版リリースは2週間ほど先の2022年11月1日を予定しています。

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番運用中の重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストの実施はリスクが大きいので絶対に避けてください。テスト専用のサーバーを立ち上げてその上でテストを実施することが推奨されます。

WordPress 6.1 リリース候補版 2 をテストするには以下の三通りの方法があります:

  • 方法その1: WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。
  • 方法その2: こちらからベータバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。
  • 方法その3: WP-CLI を利用してテストする:
    wp core update --version=6.1-RC2

6.1 リリースサイクルに関する追加情報もご利用ください。

これからの数週間、Make WordPress Core ブログの 6.1 関連の開発者ノートにさらなる変更についての詳細が掲載されるのでチェックしてください。

WordPress 6.1 RC2 での変更点

RC 1 以降、約65件の項目が対処され、2022年5月の WordPress 6.0 以降では、合計で2,000件を超える更新が行われました。

WordPress 6.1 は、今年の1月と5月にそれぞれリリースされたバージョン 5.9 と 6.0 に続く、2022年の3番目のメジャーリリースです。

エンドユーザーと開発者それぞれに向けた注目の変更について詳しく知りたい方は、RC1 の告知記事に目を通し、WordPress 6.1 フィールドガイドをご覧になってみてください。

プラグインとテーマ開発者のみなさんへ

プラグインとテーマの開発者のみなさんは WordPress 6.0 RC1 に対してテストを開始してください。問題なく動くようであればそれぞれの readme.txt の “Tested up to” ヘッダーを 6.1 に更新してください。互換性の問題が見つかった場合はサポートフォーラムで詳しい情報を共有してください。11月1日の最終リリースに先立って問題を解消できるようご協力をお願いします。

翻訳にご協力ください

WordPress 6.1 の翻訳にぜひご協力ください

バグのない WordPress を保つために – テストにご協力ください

WordPress の開発過程においてリリースの安定性を高める上でテストの実施が非常に重要になります。テストに協力することはまたプロジェクトへの大きな貢献にもなります。ベータリリースのテストにこれまでに参加したことがない方には、まず最初の一歩を踏み出すための足がかりとしてこちらの詳細なガイドが役に立つでしょう。

テストは、今回ならびに将来の WordPress リリースが可能な限り安定して問題のないものになることを確かにする上で不可欠な過程です。そして、テストは誰でも参加が可能です。WordPress コミュニティのメンバーであるあなたの協力が大きな支えになります。

今回のようなリリースのテストについてもっと知りたいなら、Make Core のテストについての呼びかけを参照してみてください。Making WordPress の Slack ワークスペース内の公開チャンネルで議論に参加することもできます。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

現時点での最新メジャーリリースである WordPress 6.0 の公開より後にリリースされた Gutenberg の機能について調べたい場合は、以下の What’s New In Gutenberg 投稿を参照してください。14.114.013.913.813.713.613.513.413.313.213.1


RC2 の俳句

Two weeks from the launch 

Constant improvements we make 

Great outcomes await 

WordPress 6.0.3 セキュリティリリース

以下の内容は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.0.3 Security Release」を日本語に訳したものです。

誤字脱字、誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.0.3 が公開されました。

今回のリリースには数件のセキュリティ修正が含まれます。セキュリティに関するリリースですので速やかな更新が推奨されます。WordPress 3.7 以降の全メジャーバージョンに対してもアップデートが行われています。

WordPress 6.0.3 はショートサイクルのリリースです。次のメジャーリリースは2022年11月1日に予定されている 6.1 です。

自動バックグラウンド更新をサポートしているサイトでは更新プロセスが自動的に開始されます。

WordPress 6.0.3 を WordPress.org からダウンロードするか、WordPress ダッシュボードで 6.0.3 への更新を行ってください。

このリリースに関するより詳しい情報は HelpHub サイトをご確認ください

このリリースに含まれるセキュリティ更新について

今回のリリースでは以下の脆弱性が修正されました。WordPress セキュリティチームは責任ある脆弱性報告を寄せられた皆さんに感謝を表明します。

  • wp-mail.php (メールによる投稿) を利用した蓄積型 XSS – 米山 俊嗣 (三井物産セキュアディレクション株式会社) (JPCERT 経由)
  • wp_nonce_ays におけるオープンリダイレクト – devrayn
  • wp-mail.php で送信者メールアドレスが露出される問題 – 米山 俊嗣 (三井物産セキュアディレクション株式会社) (JPCERT 経由)
  • メディアライブラリ – SQLi を利用した反射型 XSS – Ben Bidner (WordPress セキュリティチーム)、Marc Montpas (Automattic)
  • wp-trackback.php における CSRF – Simon Scannell
  • カスタマイザーを利用した蓄積型 XSS – Alex Concha (WordPress セキュリティチーム)
  • 変更 50790 で持ち込まれたユーザーインスタンス共有の復旧 – Alex Concha、Ben Bidner (WordPress セキュリティチーム)
  • コメント編集を介した WordPress コアにおける蓄積型 XSS – 第三者セキュリティ監査報告ならびに Alex Concha (WordPress セキュリティチーム)
  • REST API のターム/タグエンドポイントを介したデータ露出 – Than Taintor
  • マルチパートメール内容の漏洩 – Thomas Kräftner
  • WP_Date_Query の不適切なサニタイズ処理による SQL インジェクション – Michael Mazzolini
  • RSS ウィジェット: 蓄積型 XSS – 第三者セキュリティ監査報告
  • 検索ブロックにおける蓄積型 XSS – Alex Concha (WordPress セキュリティチーム)
  • アイキャッチ画像ブロック: XSS – 第三者セキュリティ監査報告
  • RSS ブロック: 蓄積型 XSS – 第三者セキュリティ監査報告
  • ウィジェットブロック XSS の修正 – 第三者セキュリティ監査報告
  • 以上、敬称略。

貢献者のみなさんに感謝します

WordPress 6.0.3 は多数の貢献者による協調作業の賜物です。彼らの非同期的協働による多数の改善と修正がひとつの安定版リリースに結実したことはまさに WordPress コミュニティのパワーと能力を証明するものと言えるでしょう。

(日本語訳者による注記: 紙幅の都合により貢献者の一覧を割愛します。興味のある方はぜひ投稿原文をご参照ください。)