選り抜き記事
ディートリヒ・ブクステフーデは、17世紀北ドイツおよびバルト海沿岸地域を代表する作曲家・オルガニストである。声楽作品においては、バロック期ドイツの教会カンタータの形成に貢献する一方、オルガン音楽においては、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンクに端を発する北ドイツ・オルガン楽派の最大の巨匠であり、その即興的・主情的な作風はスティルス・ファンタスティクス(幻想様式)の典型とされている。
ブクステフーデの家系は、北ドイツ・エルベ河畔の都市ブクステフーデに由来する。13世紀から14世紀には、ハンブルク、リューベック等のバルト海沿岸の諸都市に一族の名が現れるようになる。……
- 夏のない年は、北ヨーロッパ、アメリカ合衆国北東部およびカナダ東部において夏の異常気象(冷夏)により農作物が壊滅的な被害を受けた1816年を指す。この気候異常は前年のタンボラ山の噴火により引き起こされたと考えられている……
- コソボの歴史。バルカン半島のコソボは古くはダルダニアと呼ばれ、ローマ帝国、セルビア人国家、オスマン帝国などの支配を受けてきた。20世紀にユーゴスラビア王国の一部となり、2008年にはコソボ共和国として独立を宣言した……
- 浅間山古墳は、千葉県印旛郡栄町龍角寺にある龍角寺古墳群に属する、7世紀前半に築造されたと考えられる前方後円墳である。古墳群内最大の前方後円墳で、墳丘長は78メートルとされている……