Pages
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開発元 | アップル |
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最新版 | 10.0(2020年3月31日、macOS Mojave、iOS 12、iPadOS 13) |
対応OS | macOS Mojave以降/iOS 12/iPadOS 13以降 |
種別 | ワープロ / ページレイアウト |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Pages |
開発元 | アップル |
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最新版 | March 2020 / 2020年3月31日 |
対応OS | iOS、macOS、iPadOS、Windowsのウェブブラウザ Safari 9.1以降、Google Chrome 54以降、Internet Explorer 11以降、Microsoft Edge[1] |
種別 | ワープロ / ページレイアウト |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | https://www.apple.com/jp/iwork-for-icloud/ |
Pages(ページズ)は、アップルが開発している、macOS/iOS用のワードプロセッサ及びページレイアウトアプリケーションである。2011年7月まで、KeynoteやNumbersと共に、「iWork」という商品名でDVD-ROMがパッケージ販売されていたが、2011年8月以降Mac App Store及びApp Storeで単体としてダウンロード販売されている。 また、2013年10月22日以降のMacおよびiOS機器の新規購入者に対しては無償で提供されている。
2013年よりベータ版として提供されていたPages for iCloud[2]が、2015年10月に正式にリリースされている[3]。
特徴[ソースを編集]
- Microsoft WordやAppleWorksのワープロ機能などで作成した書類を読み書きできる。PDFやリッチテキスト、ePubなどへの書き出し機能をそなえる。
- ページレイアウトモードとワープロモードを切り替えて使うことができ、直感的なレイアウトができる。
- あらかじめ多数のテンプレートが用意されており、テンプレート内の画像やテキストを変更することによって、簡単に美しい書類を作成することができる。
- 表計算や3Dグラフ表示、写真のレタッチ、ベジェ曲線や図形の描画機能なども実装しており、ワープロ・ページレイアウトソフトとしては強力な描画機能を持っている。
- Pages 8.0及びiOS向けPages 5.0, Pages for iCloud March 2019から縦書きに対応している[2]。
対応言語[ソースを編集]
日本語、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、ウクライナ語、オランダ語、カタロニア語、ギリシャ語、クロアチア語、スウェーデン語、スペイン語、スロバキア語、タイ語、チェコ語、デンマーク語、トルコ語、ドイツ語、ノルウェー語ニーノシュク、ハンガリー語、フィンランド語、フランス語、ヘブライ、ベトナム語、ポルトガル語、ポーランド語、マレー語、ルーマニア語、ロシア語、簡体字中国語、繁体字、英語、韓国語
歴史[ソースを編集]
- 2005年1月12日 - 「Pages 1.0」発表[4]。
- 2005年2月 - 「iWork '05」の一部として、「Pages 1.0」販売開始。
- 2006年1月10日 - 「iWork '06」の一部として、「Pages 2.0」の販売開始[5]。
- 2007年8月7日 - 「iWork '08」の一部として、「Pages 3.0」の販売開始[6]。
- 2009年1月7日 - 「iWork '09」の一部として、「Pages 4.0」の販売開始[7]。
- 2010年4月3日 - iWork for iPadのラインナップの一つとして「Pages(1.0)」の販売開始。
- 2011年5月31日 - iPad版がユニバーサルアプリケーション化し、iPhone、iPod touchにも対応。
- 2011年7月20日 - Mac OS X Lionのリリースに合わせ、オートセーブやバージョン等Lionの新機能へ対応する「Pages 4.1」の販売開始。
- 2012年7月24日 - Pages 4.2リリース。OS X Mountain Lionの、iCloud、音声入力、Retina ディスプレイのサポート追加[8]。
- 2012年12月4日 - Pages 4.3リリース[9]。
- 2013年10月22日 - UIを刷新したOS X版「Pages 5.0」とiOS版「Pages 2.0」の提供開始。以降、新規Mac, iOS機器ユーザに対しては無償で提供される。
- 2014年1月23日 - Pages 5.1リリース。
- 2015年1月8日 - Pages 5.5.2リリース。
- 2016年5月10日 - Pages 5.6.2リリース。
- 2016年9月13日 - iOS 10のリリースに合わせ全面的な刷新により新機能へ対応、以降に販売されるiPhone, iPadへの無償添付・無償アップグレードを発表し、以前のユーザへは、iOS向けPages 3.0(¥1,200)の販売を開始。
- リアルタイムで共同制作(ベータ版機能)
- Mac、iPad、iPhone、およびiCloud.com上のPagesでほかのユーザと同時に書類を編集
- 書類を公開してまたは特定の人と共有
- 同じ書類で作業しているユーザを表示
- 編集中の参加者のカーソルを表示
- 12.9インチiPad Proのディスプレイの利点を引き出す新しいフォーマットパネル
- ダウンロードの改善 – 作業時にのみiCloudから書類をダウンロード
- Pages ’05の書類を開いて編集
- Wide Gamutイメージをサポート
- キーボード操作の強化とキーボードショートカットの追加
- リアルタイムで共同制作(ベータ版機能)
- 2016年9月20日 - macOS Sierraのリリースに合わせPages 6.0リリース。上記iOS向けPages 3.0同様の新機能へ対応。
- 2017年3月27日 - macOS Sierra向けPages 6.1、iOS 10向けPages 3.1リリース。
- 2017年6月13日 - macOS Sierra向けPages 6.2、iOS 10向けPages 3.2リリース。
- 2017年9月19日 -
- macOS Sierra向けPages 6.3
- iOS 11向けPages 3.3リリース
- 書類マネージャのデザイン変更により、iCloud Drive等に保存されたファイルへのアクセス改善
- iPadで、Pagesとその他のAppとの間でテキストや画像などをドラッグ&ドロップ対応
- iPadで、Slide Over、Split View、新しいDockで、作業効率的改善
- ファイルAppでの迅速な書類アクセス
- “結合”、“交差”、“減算”、“除外”コマンドを使用して、新しい図形を作成可能に
- “配置”、“均等に配置”、“垂直方向に反転”、“水平方向に反転”コマンドでのすばやい並べ替え
- 図形ライブラリからの複雑な図形向けに“分割”コマンドがサポート
- トリプル・タップ・ジェスチャでテキストの段落を選択可能に
- PDF書き出しの改善により、書類の目次をPDFビューアAppのサイドバーに表示できる
- パフォーマンスおよび安定性が向上
2018年3月27日 -
- macOS Sierra向けPages 7.0リリース
- iOS 11向けPages 4.0リリース
- Pages for iCloud March 2018リリース
2018年6月15日 -
- macOS Sierra向けPages 7.1リリース
- iOS 11向けPages 4.1リリース
- Apple Pencilで選択とスクロールを行えるオプションが追加
- Pages for iCloud June 2018リリース
2018年9月17日 -
- macOS High Sierra向けPages 7.2リリース
- iOS 12向けPages 4.2リリース
- Pages for iCloud September 2018リリース
2018年11月7日 -
- macOS High Sierra向けPages 7.3リリース
- PDF書き出しの改善
- iOS 11向けPages 4.3リリース
- Apple Booksへの直接公開対応
- Pages for iCloud November 2018リリース
- Apple Booksへの直接公開対応
2019年3月29日 -
- macOS High Sierra向けPages 8.0リリース
- 縦書き対応(日本語、中国語、韓国語)
- 共同制作対応の向上
- iOS 11向けPages 5.0リリース
- Pages for iCloud March 2019リリース
2019年6月25日 -
- macOS High Sierra向けPages 8.1リリース
- iOS 11向けPages 5.1リリース
- Pages for iCloud June 2019リリース[3]
2019年10月1日 -
- macOS Mojave向けPages 8.2リリース
- 新規書類でのデフォルトのフォントとフォントサイズ設定に対応
- HEVC形式のムービーへの対応
- 新しいメニューコマンドで、特定のページにジャンプに対応
- オーディオ、ビデオ、および描画にアクセシビリティの説明を追加
- 書き出されたPDFのアクセシビリティ改善
- iOS 12向けPages 5.2リリース
- 新規書類でのデフォルトのフォントとフォントサイズ設定に対応
- App Storeからインストールしたカスタムフォントの利用
- オーディオ、ビデオ、および描画にアクセシビリティの説明を追加
- 書き出されたPDFのアクセシビリティの改善
- HEVC形式のムービーに対応
- ハードウェアキーボードでShiftキーまたはCommandキーを押して、複数のオブジェクトを選択
- iOS 13/iPadOS向け機能
- ダークモードに対応
- iPadOSで、複数のスペースやSplit Viewに対応
- テキスト編集やナビゲーションジェスチャに対応
- 書類全体のスクリーンショットをキャプチャでマークアップし、PDFとして簡単に共有
- USBドライブ、外部ハード・ドライブ、またはファイルサーバのファイルへのアクセス
- VoiceOverを使用して、グラフの音声表現を聞く
2019年11月14日 -
- macOS Mojave向けPages 8.2.1リリース
- iOS 12向けPages 5.2.1リリース
2020年3月31日 -
- macOS Mojave, iOS/iPadOS向けPages 10.0リリース
- macOS Catalina 10.15.4及び iOS/iPadOS 13.4では、iCloud Driveでの共同作業を自動開始
- 共有書類をオフラインで編集した場合、オンラインになると編集内容が自動でアップロードされる
- テンプレートセレクタの刷新
- コメント対応などPDF出力の強化
- 編集可能な新しい図形の追加
- Pages for iCloud March 2020リリース[3]
macOS版のバージョン[ソースを編集]
バージョン No. | 対応OS ver. | リリース日 | 備考 |
---|---|---|---|
1.0 | 10.3.6 | 2005年2月 | 最初のリリース。 |
1.0.1 | 2005年3月17日 | ||
1.0.2 | 2005年5月25日 | ||
2.0 | 10.3.9 | 2006年1月10日 | テンプレート追加。「テーブル計算」と「画像マスキング」の機能追加。 |
2.0.1 | 10.3.9 | 2006年4月26日 | |
2.0.1v2 | 10.3.9 | 2006年5月1日 | |
3.0 | 10.4.10 | 2007年8月7日 | |
3.0.1 | 10.4.10 | 2007年9月27日 | Office Open XMLに対応 |
3.0.2 | 10.4.10 | 2008年1月29日 | |
4.0 | 10.4.11 | 2009年1月6日 | フルスクリーン表示、アウトラインモードを追加。EndNoteおよびMathTypeとの連係機能を追加。 |
4.0.1 | 10.5.6 | 2009年3月26日 | |
4.0.2 | 10.5.6 | 2009年5月29日 | |
4.0.3 | 10.5.6 | 2009年9月29日 | |
4.0.4 | 10.5.6 | 2010年8月27日 | |
4.0.5 | 10.5.6 | 2011年1月5日 | |
4.1 | 10.6.6 | 2011年7月20日 | Mac OS X Lionに合わせ、フルスクリーン、オートセーブやバージョン等の新機能へ対応 |
4.2 | 10.7.4 | 2012年7月25日 | |
4.3 | 10.7.4 | 2012年12月4日 | Pages for iOS 1.7に対応 |
5.0 | 10.9 | 2013年10月22日 | iCloudを通してMacやiOS機器との間でファイル同期が可能になる |
5.0.1 | 10.9 | 2013年11月21日 | ツールバーカスタマイズ強化、ガイドの表示改善 |
5.1 | 10.9 | 2014年1月24日 | 縦方向のルーラ、パスワードで保護された書類の扱い改善、セキュリティアップデート[10]等 |
5.2 | 10.9 | 2014年4月1日 | スタイルのコピーアンドペースト改善、表示のみの共有対応 |
5.2.2 | 10.9 | ||
5.5 | 10.10 | 2014年10月16日 | OS X Yosemiteへ合わせたデザイン、Handoff、 iCloud Driveのサポート等 |
5.5.1 | 10.10 | 安定性とパフォーマンスの向上 | |
5.5.2 | 10.10 | 安定性とパフォーマンスの向上 | |
5.5.3 | 10.10 | 安定性とパフォーマンスの向上 | |
5.6.1 | 10.10.4 | 2015年11月11日 | OS X El CapitanのSplit Viewに対応、安定性およびパフォーマンスの向上等 |
5.6.2 | 10.10.4 | 2016年5月10日 | 安定性の向上と問題の修正 |
6.0 | 10.11.6 | 2016年9月20日 | リアルタイムで共同制作(ベータ版)、Pages ’05の書類を開いて編集、Wide Gamutイメージをサポート |
6.0.5 | 10.11.6 | 2016年10月27日 | Touch Barのサポート、安定性とパフォーマンスの向上 |
6.1 | 10.12 | 2017年3月27日 | パスワード付きファイルへのTouch IDのサポート、安定性とパフォーマンスの向上 |
6.1.1 | 10.12 | 安定性とパフォーマンスの向上 | |
6.2 | 10.12 | 2017年6月13日 | コメントでスレッド形式の会話、テキストボックス間リンクでテキスト移動、自動修正オプション強化 |
6.3 | 10.12 | 2017年9月19日 | 目次をPDFビューアのサイドビューに表示出来るように書き出し機能改善、安定性とパフォーマンスの向上 |
6.3.1 | 10.12 | 2017年11月9日 | 安定性とパフォーマンスの向上 |
7.0 | 10.12 | 2018年3月27日 | iBooksオーサリング対応、Boxでのリアルタイム共同制作対応 |
7.1 | 10.12 | 2018年6月15日 | LaTexとMathML形式のサポート、図形とテキストボックスでのテキスト変更のトラッキング、新しい図形の追加、アラビア語とヘブライ語のサポート強化 |
7.2 | 10.13 | 2018年9月17日 | macOS MojaveとiOS 12間での連携カメラのサポート、図形の編集強化、macOS Mojaveのダークモードのサポート、安定性とパフォーマンスの向上 |
7.3 | 10.13 | 2018年11月7日 | PDF書き出しの改善、安定性およびパフォーマンスの向上 |
8.0 | 10.13 | 2019年3月29日 | 縦書きに対応(日本語、中国語、韓国語)、iCloudでの共同制作の対応向上 |
8.1 | 10.13 | 2019年6月25日 | イメージでテキストのスタイルを設定、ページレイアウト書類で他のページへリンク、ページやセクション自体を書類を跨いでコピー&ペースト、テキストボックス内へオブジェクトを配置して丸ごと移動可能、マスターページ再適応でスタイルを戻す、など機能の強化 |
8.2 | 10.14 | 2019年10月1日 | |
8.2.1 | 10.14 | 2019年11月14日 | |
10.0 | 10.14 | 2020年3月31日 | iCloudでの共同制作の自動保存など対応向上、iOS/iPadOS版とバージョン番号の統一 |
脚注[ソースを編集]
- ^ iCloud のシステム条件
- ^ a b Pagesユーザガイド for iCloud
- ^ a b c iCloud 用 Pages リリースノート
- ^ アップル、iWork’05を発表 - スタイリッシュに文書を作成、発表、公開 apple.com
- ^ アップル、iWork '06を発表 PagesとKeynoteで3Dグラフ、先進の画像編集ツール、スプレッドシート機能を備えた表などの新機能を提供
- ^ アップル、iWork ‘08を発表 スプレッドシートアプリケーション“Numbers”を新たに追加
- ^ アップル、iWork ‘09を発表 オンラインドキュメントシェアリングのためのiWork.comパブリックベータを公開
- ^ iWork 9.2 アップデートについて
- ^ iWork アップデート 9.3
- ^ Pages 5.1 および Pages 2.1 のセキュリティコンテンツについて
関連項目[ソースを編集]
外部リンク[ソースを編集]
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