しっかり対策をしよう
嫌な臭いが発生するのは、汗自体ではなく、その汗によって菌が繁殖することにあります。ですから汗をこまめに拭く、汗の付いた衣類を着替えるなど、菌が繁殖しないように対策をすることで嫌な臭いを軽減できることがあります。また、油っこい食事を控えたり、適度な運動をして良い汗をかくこともおすすめです。
日本人は体臭の少ない人種であるため、体臭がきついと敬遠される傾向があります。ワキガも体臭の一つで病気ではありませんが、強烈な臭いを放つためワキガ体質の人の悩みは深刻です。体臭は放置していても問題はありませんが、適切なケアや治療をすることで改善に導くことができます。
体臭が気になる部位の一つが、脇です。ワキガ体質でなくても脇汗が気になるという人は多いです。嫌な臭いは、汗に含まれる成分をエサとする常在菌が原因です。この菌が繁殖することでワキガ臭や汗臭さを発します。特にワキガ臭の原因となるアポクリン腺から出る汗は、脂質やタンパク質を多く含み、菌のエサとなりやすいです。
また陰部も体臭が気になる部位です。常に下着や衣類で覆われているため、菌が繁殖しやすい環境にあります。汗だけでなく尿やおりものなどの分泌物と混ざり、嫌な臭いを発します。アポクリン腺は、脇や陰部、首、耳などに多く分布するため、ワキガ体質の人は陰部も同じ症状を発するスソワキガであることも多いです。
胸もアポクリン腺が分布する部位です。ワキガやスソワキガ体質である人は、チチガである傾向があります。特に女性はブラジャーをするため、菌が繁殖しやすい環境になり胸の部分から嫌な臭いを発することが多いです。
嫌な臭いが発生するのは、汗自体ではなく、その汗によって菌が繁殖することにあります。ですから汗をこまめに拭く、汗の付いた衣類を着替えるなど、菌が繁殖しないように対策をすることで嫌な臭いを軽減できることがあります。また、油っこい食事を控えたり、適度な運動をして良い汗をかくこともおすすめです。
セルフケアのメリットは、費用が安く済み手軽だという点です。効果の出方には個人差がありますが、市販の消臭スプレーやワキガ専用の対策商品などで臭いを軽減できれば、通院の手間もなく費用も比較的安く済みます。食生活や生活習慣を見直すことも手軽に行えます。
本人にとって臭いの問題は深刻でも、医師からみればそれほど深刻ではない診断がされることもあります。病院で治療するメリットは、的確な診断がされ、その症状に合う治療法を提案してもらえる点です。