怠けとうつ病は別の種類のため、うつ病の疑いがある時は、早めに医療機関で相談してください。そこで、心や精神的な症状が主な場合は精神科へ訪れ、心因性の身体症状を治す際は心療内科を受診するなど、適切な外来で治療を受けるよう、気を付けましょう。
心の病気と呼ばれる病気にも色々な種類がありますが、特にうつ病は代表的な疾患です。うつとひとことに言っても様々な種類がありますので、まずは自分がどんなタイプであるかを知り、それに応じた治療を行うことが大事です。
「うつ病」という言葉自体は広く知られています。しかし具体的にどのような種類があるのかはあまり知られていません。大きく分けて「大うつ病性障害」と「双極性障害」の二種類に分けられます。うつ病の種類について正しく理解することが大切です。
うつ病には、メランコリー型と非定型の2種類があります。それぞれ共通の症状が見られますが、異なる点も非常に多いです。前者は責任感のある人がなりやすく、後者は責任のある仕事を避けやすい人がなりやすいです。
私たちが生活をしていく上で、仕事や家事を行なうことは必要不可欠となります。しかし、日々多忙化していく現代では、そんな義務的な活動が体に負担を強いていることも少なくありません。どのくらいの負担になるかは個人差がありますが、疲れが取れない、やる気がわかないといった症状が出だしたら、それなりの負担がかかっているとみていいでしょう。負担の量が少しであれば、定期的に休むことが重要となりますが、かなりの負担がかかっている場合は、病院へ行って治療が必要になることもあります。一般的には、うつ病は体にかかる精神的な負担のせいで気分が落ち込んだ状態が長く続く症状として知られています。しかし、その症状の表れ方にも種類があります。一般的に知られるものは大うつ病と呼ばれます。「大」という文字が入っていますが、うつ病のひどくなったやつという意味ではなく、大多数や大抵という意味合いのものです。気分の落ち込みや食欲不振、精神的な乱れから来る不眠といった症状が特徴です。それの感情の起伏が激しくなった症状が躁うつ病です。こちらも気分の落ち込みなどが表れますが、一定の周期で気分が著しく高揚した状態が訪れます。気落ちして無気力な状態と、過剰ともいえるほどエネルギッシュな状態が交互に繰り返されることが躁うつ病の特徴です。この二つがメジャーな種類です。しかし、中には気付きにくい種類のものもあります。その一つが仮面うつ病です。精神的な症状よりも身体的な症状が先に表れることが特徴です。一見患った本人は普通に生活しているように見えるため、人に指摘してもらえることが少なく、発見が遅れがちになります。そのため、本人にも精神的な病気を患ったという自覚がないということがほとんどです。また、似たような種類に微笑みうつ病があります。こちらは気分の落ち込みなどの自覚があります。しかし、精神的に問題がある事を悟られまいとその症状を表情で隠します。こちらも気付きにくい症状です。どんな種類のうつ病でも、治療には早い段階での診断が必要です。対処が早ければその分治療も行いやすくなります。症状が表れ出して間もない頃に病院へ行きましょう。相談先は精神科や心療内科です。治療法は主に薬の服用によるものですが、その時には必ず「休むように」といわれます。しかし、症状の状態によっても治療法が変わってくるため、カウンセリングの際にきちんと症状などを伝えておくようにしましょう。うつ病とはいわば精神的に無理をしすぎてその反動が出た状態です。体もそうですが、精神にも休息が必要です。仕事の合間に仮眠を取る、休日には気分をリフレッシュできるような趣味を始めるなどして、休息や気分転換の時間をなるべく確保するようにすることが大切です。
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