事例

スポンサードサーチを活用して3カ月でCPAを20%改善

2017年08月18日

短期間で「Yahoo!マーケティングソリューション パートナープログラム」において「Yahoo!マーケティングソリューション シルバーパートナー」の認定を獲得した株式会社エイムプレイスにお話をうかがいました。

Yahoo! JAPANの専属担当者と二人三脚で「シルバー」を獲得

インターネットメディア事業、人材紹介事業、ウェブコンサルティング事業の3つを手がける株式会社エイムプレイス。中でも運用広告を代行するウェブコンサルティング事業は、会社設立当初の2010年より中核事業として展開しています。

同社は、同規模のパートナーと比較して最速でシルバー認定を獲得しましたが、その理由はどこにあるのでしょうか。

株式会社エイムプレイス 井料 光浩氏

井料氏は「弊社では複数の自社メディアを所有しており、積極的に広告展開を行っています。自社サイト経由でいかに売り上げ・利益を上げていくか、その難しさなどが他の代理店よりわかっているつもりなので、そこが信頼や自信につながり、売り上げが拡大できているのでは」と分析します。

株式会社エイムプレイス 河上 隼人氏

また、同社 代表取締役 河上 隼人氏は「広告代理店としてではなくビジネスパートナーとして、時にはお客様の商品やサービスの改善にも積極的に口出しさせていただいています。これも自社メディアでの経験やノウハウが役に立っているのではないか」と付け加えました。

入札戦略の自動・手動を組み合わせることにより、CPAの20%カットを実現

同社による、スポンサードサーチの事例を紹介します。

エイムプレイスでは航空券販売事業者A社に対して、チケット購入というコンバージョンを最大化するための広告運用を提供しており、成果が出ていました。しかし、お客様から利益率を上げたいという要望があり、入札戦略として自動入札タイプ「コンバージョン単価の目標値」を設定して最適化を行いました。その結果「入札戦略の変更後3カ月で、目標だったCPA(顧客獲得単価、Cost Per Acquisition)の20%カットが実現できました」とWebコンサルティング事業部 マネージャーの佐野 秀一氏は語ります。

株式会社エイムプレイス 佐野 秀一氏

具体的な手法としては「自動入札だけに頼ってしまうと、コンバージョン数を下げてしまう原因にもなることもありますし、目標のCPAで獲得できない場合もあります。それは、自動入札で設定した目標のCPAで特定のキーワードでは獲得することが現実的に難しく、だんだんと学習し、露出されなくなることがあるからです。そこで、そういったキーワードにはそれぞれ"前日"・"過去7日間"・"過去30日間"で異なるCPAの目標値を設定し、手動入札での調整を数十円単位で行いました」と佐野氏は解説します。

一般的にCPAを下げるということは、入札単価を下げて運用することが近道なので、入札で競合に負けて広告露出が減少し、コンバージョン数が下がる傾向にあります。上記事例においてはコンバージョン数への影響はなかったのか、この疑問に対して佐野氏は「運用前の想定では15%~20%ぐらいコンバージョン数が下がることを覚悟していました。しかし、コンバージョン数がなるべく下がらないように慎重かつ工夫して運用したので、実際には10%下がった程度でとどめられ、効率よく獲得できました」と振り返ります。

お客様からの評価も上々で、今後は現在のCPAを維持しながらコンバージョン数を向上させるよう運用していくとのことです。佐野氏は「航空券は季節により需要が変動しますし、購入が必要なシチュエーションもさまざまです。コンバージョンするキーワードを、さまざまな視点から模索し、より効果を上げていきたいと思います」と意気込みを見せます。

お客様の成長に寄与する丁寧なサポート

お客様には、運用状況をレポートとして毎日提供しています。レポートでは数字だけでなく、「所感」として運用のポイントや次の方針などを記しています。さらに、成果をしっかり説明し、お客様の事業課題にも向き合い、人間関係も含めて信頼関係を構築していることが同社の強みと言えそうです。

河上氏は「ご紹介した事例では、お客様と弊社設立当初から取引を続けています。最初は広告予算も少なかったのですが、今では当初予算の20~40倍の運用を任されています。広告運用を通してお客様のビジネスの成長を支えて来られたという自負があります」と胸を張ります。

お客様との信頼関係をこれからも

今後の運用について「弊社では、いただいている費用以上のサポートを行っている自信があります。また、お客様が困っているなら予算の多寡にかかわらずサポートしたいと思っています。広告手法やプロモーション戦略でわからないことがあれば、すぐに聞ける、そんな代理店でありたい」と井料氏は語ります。

さらに河上氏は、「"エイムプレイスは一緒に仕事をすると楽しい"と思っていただけることを目指しています。何をするにしても楽しむことって大事だと思うんです。既存のお客様からご紹介を多くいただいている理由のひとつかなと感じています。これからもシルバーパートナーとしてお客様を精一杯サポートしていきたいと思っております」と締めくくりました。

■企業情報

企業・団体名 株式会社エイムプレイス(外部リンク)
所在地 東京都
従業員数 18人(2017年7月現在)
事業内容 「"おもしろい" "ありがとう"を引き出す価値あるサービスを創造する」をミッションに、サイト構築からプロモーションまで、ウェブでの戦略・展開を、提案から目的達成まで支援するウェブコンサルティング事業、自社メディア事業を展開するインターネットメディア事業、医療従事者向けの人材紹介事業を展開。

(当記事は2017年7月の情報をもとに構成しています)

「Yahoo!マーケティングソリューション パートナー」について