債務整理って何?
債務整理とは、多重債務をかかえている人を救済するための手段です。
借金をして、それを返すためにまた別のところで借金をする・・・ こうして複数の金融機関からどんどんお金を借りていくと、借金の金額がふくらんでいきます。
利息も当然増えますから、なかなか借金の元本は減らず、借金の総額はどんどん増えていって、収拾がつかない状態になってしまうことがあります。
これを解決するために、債務整理という手続きを行いますが、通常は弁護士や司法書士に依頼します。(たいへんですが、自力で行うことも可能です)
弁護士に依頼するのは高額な料金をとられそうで気が引けるかもしれませんが、膨大な借金が整理されて生活のメドが立ちますから、トータルで考えるとぜひ検討した方がいいと思います。
債務整理の流れ
債務整理というと、「難しそう・・・」というイメージがあるかもしれません。確かに、個人で行おうとすると、事前にいろいろ勉強しないといけませんが、弁護士に依頼したり、順序立てて手続きを踏んでいけば、そう大変でもありません。
1.債権者に、受任通知書を発送する
→弁護士や司法書士から送ってもらうことができます。
2.金融機関から、取引履歴を開示してもらいます。(過払い金返還請求・自己破産の場合)
個人再生の場合は書類を作成し、裁判所に申し立てます。
3.契約書を取り交わします。
4.裁判所との面接を行ったり、金融機関との交渉を行うなどして、債務整理が決定します。
細かい内容は、債務整理の種類によって異なりますが、手順を踏んで手続きを行っていくと、借金を減額したり、ゼロにすることができます。
債務整理にかかる費用
債務整理を考える人は、多重債務をかかえて大変な思いをしている人です。なので、費用がどれくらいかかるかについては、かなり敏感になっていると思います。
弁護士や司法書士に依頼するケースが多いので、高額な費用がかかるというイメージを持っているかもしれません。
でも、問題が問題なだけに、相談を無料で受け付けてくれる弁護士・司法書士も増えてきています。
まずは無料で相談して、費用がどれくらいかかるか教えてもらうこともできます。
債務整理にかかる費用は、債務整理の種類によっても変わってきますが、だいたい次の費用が必要になります。
・着手金
・報酬金
・実費
こうした費用は、良心的な金額で引き受けてくれる所もありますし、後払いで良いと言ってくれる場合もあります。
債務整理の体験談
多重債務をかかえながらも、なかなか債務整理に踏み出せないこともあります。
「弁護士費用などでさらに多額の費用がかかりそう」、「すべてを失ってしまうのではないか」など、不安がたくさんあると思います。
そこで、債務整理を実際に体験した人の声を集めてみましたので、参考にしてください。
・まとまったお金が必要になったことからレイクで借金をし、その後多重債務に陥ってしまいました。毎月の返済額が多額になってしまい、このまま返せないとの不安から、債務整理に踏み切りました。勇気を出して相談したところ、過払い金返還請求を受けられるとのこと。思ったよりたくさんの金額を取り戻すことができ、とても喜んでいます。
・借金が膨れ、毎月必死でお金を返しても、元本が全然減りません。これでは将来に向けた貯蓄もできないと、弁護士に相談しました。すると、任意整理ができると分かり、借金の総額と月々の返済額が大幅に減りました。