2018/02/22

2/22(THU) 「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」チャウィーワンDAY

2月22日(木)「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」チャウィーワンDAY

 「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」2日目は『モン・ラック・ルークトゥン』のヒットを受け制作された幻のイサーン音楽映画『モンラック・メーナム・ムーン』、話題沸騰のモーラム映画『花草女王』の2本立て。『花草女王』の上映後映画のモデルになった人間国宝モーラム、チャウィーワン・ダムヌーンさんを招いてトークショー&ミニライヴやります!これは必見!仕事帰りは是非渋谷へ。お待ちしております。

15:35 OPEN/16:00 START『モンラック・メーナム・ムーン』(〜17:54終映予定)
18:30 OPEN/19:10 START
チャウィーワン・ダムヌーンによるレクチャー&ミニライヴ&『花草女王』上映(〜22:40終映予定)
DJ:Soi48/タイご飯:36 chambers of spice



『モンラック・メーナム・ムーン』 Mon Rak Maenam Moon
1977年/タイ/114分/デジタル
監督・脚本:ポンサック・チャンタルッカー
脚本:ニワット・シンパソッムサック
音楽:スリン・パクシリ
出演:ソンバット・メータニー、ナオワラット・ユックタナン、ノパドン・ドゥアンポーン
提供:Boonserm Kietmingmongkol
© Boonserm Kietmingmongko
70年の伝説的音楽映画『モン・ラック・ルークトゥン』のヒットを受け制作された幻のイサーン映画。ウボンラチャタニーを流れるムー川を背景にイサーン人の生活を描く。ダオ・バンドン、テッポーン・ペットウボン、シープライ・チャイプラなどルークトゥン、モーラム歌手が大集合。イサーンのコメディー王ノパドン・ドゥアンポーン、電気ピンを発明したトーンサイ・タップタノンが所属するお笑い楽団ペットピントーンも映画に華を添える。イサーン音楽の重要人物であり作詞家でもあるポンサック・チャンタルッカーが監督となり、音楽プロデューサーのスリン・パクシリに「イサーン版『モン・ラック・ルークトゥン』を製作してくれ」と依頼。イサーン音楽界が総力をあげて製作した傑作音楽映画。(宇都木景一)
※現存するマスター起因により上映素材の映像・音声の状態が悪くお見苦しいことを、予めご了承ください。



『花草女王』 Rachinee Dok Ya
1986年/タイ/125分/デジタル
監督:スラシー・パータム
脚本:スパルーク・クライルーク
音楽:ポンサック・チャンタルッカー
出演:プロームポン・ノッパリ、チャウィーワン・ダムヌーン、トーンカム・ペンディー
提供:SF Cinema City
© Suwat Thongrompo
モーラム楽団をコンテストで優勝させるためにバンコクの青年とイサーン人達が知恵を絞り伝統音楽を進化させる音楽映画。社会派映画と異なりバンコクとイサーンの格差、都会と田舎の文化の違いを面白く軽快に描いている。『モンラック・メーナム・ムーン』で監督をつとめたポンサック・チャンタルッカーが音楽を監修し、臨場感あふれる当時のライブの様子、スタジオ風景が映っている。そして伝説のモーラム楽団、ランシマン楽団のチャウィーワーン・ダムヌーンとトーンカム・ペンディーがコンビで出演。バンコク青年にモーラムの基礎を教え込むために様々なモーラムの型を披露するシーンはこの映画の見所だろう。製作された86年から現在に至るまでイサーンの野外映画やお祭りで上映され、娯楽を愛すイサーンの心をつかんだ人気作。単純で解りやすいストーリーは心地よさ200%。(宇都木景一)
現存するマスター起因により上映素材の映像・音声の状態が悪くお見苦しいことを、予めご了承ください。



チャウィーワン・ダムヌーン CHAWIWAN DAMNOEN
1945年生まれ。ウボンラーチャターニー県出身の女性モーラム歌手。先祖代々ラオスの王室に仕えた名門モーラム一家出身で、60年代から70年代にかけて絶大な人気を誇ったモーラム楽団、ランシマン楽団の初代歌姫を務めた。アンカナーン・クンチャイ、バーンイエン・ラーケンの師匠であり、86年にはモーラム映画『花草女王』に出演&監修。93年には女性モーラムとして初めての人間国宝となった。伝統的なモーラム歌手の第一人者としてタイを代表するモーラム歌手であり、イサーン人歌手からは母と慕われる存在である。現在、廃れつつある彼女の得意とするウボンラーチャターニー地方独特の節回しは必見。

36 chambers of spice
まだまだ知られていない美味しいものをつくる、ひろめる。
をモットーに本当にエスニック料理好きなお客様に向けてこだわりのエスニック食材の開発を行う食品メーカー。
https://www.36cos.com/profile-1/

2018/02/14

コネクタテレビでSoi48が取材を受けました。


大阪のアート・文化・生活に関する情報をインターネット配信するコネクタテレビでSoi48が取材を受けました。今までレコード堀りの取材が多かったですが、今回は書籍『trip to isan』の制作秘話を中心にインタビュー。アンカナーン・クンチャイと旅した貴重なパリ公演の映像も短いですが見ることができます。チェックしてみてください。

企画・制作:npo recip
撮影・編集:丸井隆人
写真・映像提供:Soi48
ロケーション協力:新宿 BE-WAVE

http://www.connectortv.net/libraries/155.php

2018/02/13

2/21(WED) 「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」Soi48 DAY

2月21日(水) 「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」Soi48 DAY

 「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」初日はSoi48デー。チャバープライ・ナームワイのモーラム・シーンで主人公が覚醒する『タクシードライバー』、軽音楽、ルーク・クルンといったモーラム、ルークトゥンと一味違うタイ音楽の世界が楽しめる『バー21の天使』。そしてタイを代表する社会派映画 『田舎の教師』 の3本立て。Soi48も最終回上映後にトーク参戦します。タイの微笑みの裏側を覗くことができる1日になること間違い無し!

13:50 OPEN/14:15 START『タクシードライバー』(〜16:19終映予定)
16:45 OPEN/17:15 START『バー21の天使』(〜19:30終映予定)
20:00 OPEN/20:30 START『田舎の教師』+Soi48トーク(〜22:35終了予定)
上映後トーク(Soi48)
*トークは『田舎の教師』のチケットでご覧いただけます。

チケットの予約はこちらから




『タクシードライバー』 The Citizen
1977年/タイ/124分/デジタル
監督・脚本・撮影:チャトリ・チャラーム・ユーコン
音楽:ピセッ・サンスワン
出演:ジャトゥポン・プーアピロム、ピンヨー・パーンヌイ、ウィヤダー・ウマーリン
提供:Five Star Production
© Five Star Production Co., Ltd.
プリンス・チャトリ監督は留学先のUCLAでフランシス・F・コッポラやロマン・ポランスキーらと共に映画を学んだタイ映画を代表する作家である。王族でもあった彼はそれまでのタイ映画にあまり見られなかった“社会派”の作品を次々に生み出した。本作『タクシードライバー』は、ベトナム戦争時に兵站としてイサーン各地に造られた米軍基地(そこからベトナム、ラオス、カンボジアに爆撃機が飛び立っていった)のGIに妻を奪われ、ひとりバンコクに出稼ぎに出たイサーンの若者が主人公だ。
中央タイ映画において初の試みといってよいイサーン語(ラオス語)を喋る主人公が登場したこの映画は公開時にはタイ語の字幕が付けられた。現在でも中央バンコクと地方イサーンでは厳然たる差別が存在する。スラムに響く故郷のケーンの音色の中で、人間の尊厳を奪われたひとりの男が立ち上がる。『ハーダー・ゼイ・カム』、スコセッシの『タクシードライバー』と時を同じくして。(相澤虎之助)




『バー21の天使』 The Angel of Bar 21
(1978年/タイ/135分/デジタル)
監督:ユッタナー・ムックダーサニット
脚本:パンテワノップ・テワクン
撮影:ソムチャイ・リーラーヌラック
音楽:タリーパン・テープシリ
出演:チャントラー・チャイナーム、スチャオ・ポンヴィライ
提供:Five Star Production
© Five Star Production Co., Ltd.
『トーンパーン』『蝶と花』『ナンプーは死んだ』で有名なユッタナー・ムックダーサニット監督のデビュー作。ジャン=ポール・サルトルの「恭々しき娼婦」をベースに捉えた痛烈な体制批判を含んでいながら、ミュージカル・ナンバーを全編に散りばめるなど異色のタイ映画になっている。バンコクのパッポン通りを舞台に夜働く女とチンピラの交流を描きながら善と悪、正義とは何かを描く。スラサワディー賞で主演女優賞を受賞したチャントラー・チャイナームの演技にも注目。(宇都木景一)



 『田舎の教師』 Khru Ban Nok
(1978年/タイ/92分/デジタル)
監督:スラシー・パータム
脚本 セーンヤーヌパブ・サンカワニット、トッサポーン・ナーッカトン
撮影 ニワット・シンラパソムサック
音響 ポン・アシワグン
出演 ピヤ・トラクンラート、ワートナー・シッティウェー、ノッパドン・ドゥアンポーン
提供:Boonserm Kietmingmongkol
© Boonserm Kietmingmongkol
『ルーク・メー・ムーン』やイサーンを題材にした映画を手がけているスラシー・パータム監督のデビュー作であり、1978年にロングランをした大ヒット。イサーンの小学校に派遣された青年教師が、農村社会の階級構造、役人の腐敗に出会う物語で『タクシードライバー』と並ぶタイを代表する社会派映画である。イサーンの厳しい自然環境、食生活、精霊信仰を映し、観る者に田舎の素晴らしさと過酷な一面を体験させてくれる。お笑いペット・ピン・トーン一座のノッパドン・ドゥアンポーンも出演。(宇都木景一)
※現存するマスター起因により上映素材の映像・音声の状態が悪くお見苦しいことを、予めご了承ください。



Soi48(KEIICHI UTSUKI & SHINSUKE TAKAGI)
旅行先で出会ったレコード、カセット、CD、VCD、USBなどフォーマットを問わないスタイルで音楽発掘し、再発する2人組DJユニット。空族の新作映画『バンコクナイツ』にDJとして参加、EM Recordから発売されているタイ音楽作品の監修も手がけている。タイ音楽と旅についての書籍「TRIP TO ISAN :旅するタイ・イサーン音楽ディスクガイド」好評発売中。




「爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2」

日程:2018年2月21日(水)〜24日(土)
会場:Shibuya WWW(東京都渋谷区宇田川町13-17ライズビル地下)
主催:boid、空族、Soi48
協力:WWW、Thai Film Archive、オリエンタルブリーズ
助成:国際交流基金アジアセンター


2018/02/12

2/12-16 17:40-17:55 インターFM897「BEAMS TOKYO CULTURE STORY」にSoi48が出演!

 2月12日から16日までインターFM897夕方の名物番組「BEAMS TOKYO CULTURE STORY」にSoi48がゲスト出演!日本はもちろん、東南アジアそしてバンコクにも店舗を持つBEAMS。レコード掘りと古着、ビンテージ・ファッション掘り、価値観の転換など共通点も多く、DJの土井地 博 (BEAMS)さんと楽しくお話できました。RADIO NEO、FM COCOROでも視聴可能ですので是非チェックしてみてください〜。



(公式インフォから転載)

インターFM897「BEAMS TOKYO CULTURE STORY」
2/12-16 17:40-17:55 インターFM897

DJ: 土井地 博 (BEAMS)
ゲスト: Soi48

 これまで、モノを通して文化をつくる“カルチャーショップ”を目指してきたBEAMS。昨年迎えた創業40周年の節目に実施したプロジェクト「TOKYO CULTURE STORY」では、ファッションと音楽という2つの視点 から振り返るMV『TOKYO CULTURE STORY 今夜はブギー・バック(smooth rap)』を発表し、再生回数1200万回以上を記録。また、東京を彩った様々なムーブメントやカルチャーを綴った書籍『WHAT`S NEXT? TOKYO CULTURE STORY』も発刊し話題を呼びました。41年目となった今年。日本を代表するセレクトショップは、本音が聞けるメディアとして改めて注目されている「ラジオ」を使った新たな 挑戦を行います。皆さまからのメッセージも、お待ちしております!
Twitterのハッシュタグは、#beams #beamstokyoculturestory
mailは、beams897@interfm.jp
HP URL: http://www.beams.co.jp/special/theradio/btcs/

InterFM897 & Radio NEO: Every Mon.-Fri. 17:40-17:55
FM COCOLO: Every Mon.-Thu. 19:43-19:58, Fri. 18:43-18:58

DJ Biography
 土井地 博 BEAMS/コミュニケーションディレクター
1977年生まれ。大阪エリアのBEAMSショップスタッフを経て、メンズPR担当として上京。PR業務を行いつつBEAMSが実施するさまざまなコラボレーション事業に携わってきたほか、FUJI ROCK FESTIVALをはじめとした各種のイベント協賛も手掛ける中心人物として長年業務を行っている。現在はBEAMSの宣伝・販促を統括するディレクター。社外からは「BEAMSの何でも屋さん」と慕われる仕掛人。




2018/01/31

第72回「毎日映画コンクール」にて『バンコクナイツ』が<監督賞>と<音楽賞>の二冠を受賞しました!



 第72回「毎日映画コンクール」にて『バンコクナイツ』が<監督賞>と<音楽賞>の二冠を受賞しました!アンカナーン・クンチャイさん、カラワンのスラチャイ・ジャンティマトンさん、Young-G(stillichimiya)、XLII、スリヤムヒ&ザ・バビロンバンド、クン・ナリン・エレクトリック・ピン・バンド、DJ KENSEIさん、豊田勇造さん、EM RECORDSの江村さん、映画に関わった全てのミュージシャンに最高のリスペクトを!観て頂いた観客の皆さま、毎日新聞、選考委員のみなさま、そして劇中で楽曲を使用させて頂いたタイ、イサーンの偉大なる音楽家達に深く感謝を!ありがとうございました。

https://mainichi.jp/mfa/history/072.html