意外と多い、低身長の子供たち
子供の低身長、大きな話題とはなりませんが、意外と悩んでいるママさんが多いようです。
産まれたときに、小さい(低体重など)で、将来低身長になってしまうのでは?というような場合もありますし、両親共に背が低いので子供の身長の心配をしてしまうということも。
親御さんのどちらかがかなり小さ目という場合も、将来を考えて心配になるということがあるようです。
どちらも、理由は違っても、子供の低身長に悩むという点では同じです。
子供の低身長、そのような悩みが無いという人からすると、そんなことで悩むなんて・・・というような、心無いことを言われてしまったという経験がある人も多くいるようです。
そのようなことには耳を傾けることなく、できることから始めましょう。
子供の低身長は、早く対策を取った方が効果が出やすいということはどこでも言われています。
そして、病院では何かの病気なのでは?というようなことも調べるのが普通です。
親の身長を聞いて、「はい、遺伝ですね」と、何の検査もしないという場合は、他の病院で診てもらった方がいいのかもしれません。
後で、身長を伸ばすという方法があったことを知り、後悔しないためには身近でできることから始めた方がいいでしょう。
できる限りのことはやってみる、親として子供に対してやらなくてはならないことのひとつでしょう。
親が低身長だからと言って諦めるのは早い!
実際のところ、親が低身長であると子供が低身長になるという可能性は結構あります。
しかし、親が低身長でも子供が平均以上に背が高いということもあります。遺伝的には確実に身長が低くなりそうなのに、背の高い子供・・・。
実際にこのような家族パターンはあるのですから、親が低身長だからと言ってかならず子供が低身長になるわけではないのです。
私の周りにも、そのようなお子さんはいます。
ということは、遺伝というだけで諦めなくていいということも言えます。
一般的に、遺伝というのは、その他の理由(病気や栄養不足など)が無い場合に、最終的にそう片づけられることなんです。(と、言うと言いかたは悪いですが)
医師に相談しても割と真剣に相談に乗って貰えなかった というようなことをよく言われます。
それは、どうしても命に係わるような問題ではないことから、後回しにされがちと言われています。
どうも日本の医療の世界では、低身長に対して医師もそこまで情報を持っていなかったり、親の方も情報を得ていないということが多いようです。
しかし、それですべてを片付けるのだとしたら、子供がかわいそうです。
親はできるだけのことはやってみる、これも親の愛情のひとつでしょう。
早くからの対策が効果的
病気の可能性があるとかないとかに関係なく、早くから低身長対策をした方が効果が出やすいと言うのは事実です。
特に4歳までに対策を取れれば、結構効果も出やすいと言われています。しかし、4歳までに対策を取れる人は、最初から低身長の可能性があったという子供(小さく産まれたり、親が低身長だったり)という場合が多いのも事実でしょう。
4歳までにどれだけの量の食事をするのか?ということは、その後の身長の伸びに関係します。
量で言いましたが、最近ではお菓子などで空腹を満たすという子供もいます。これは、親が子供の食事の準備を簡単に済ませたい場合に手っ取り早く対応できるものに頼ってしまうために起こることです。
実は、私の知っている子供さんでも、朝母親が食事の準備をしないということで、朝は食べないかお菓子があったら食べるという食生活の子供さんがいました。その子供さんはやはりかなりの低身長で、脂肪分は摂っているので横には大きい状態でした。
丁度、近所にいた同じ年の子供さんが身長が高く足の長いすらっとした体型だったために、特に目立ってしまうのです。
きっと、この食事のさせ方も今に始まったことではないでしょう。これは、親の責任が問われますね。
亜鉛のサプリメントは低身長に効果がある!
子供が食べた量と言いかたは少し違うのかもしれません。子供が摂った栄養という方が正しいと言えます。
身長を伸ばすには、カルシウムが必要ということは言われますが、その他に必要な栄養素ということで亜鉛があります。
亜鉛がこれまで身長を伸ばす効果があるということは、そこまで注目されて来ませんでした。それは食品で亜鉛を摂取することが難しいこともひとつの理由かもしれませんが、亜鉛のサプリメントもあまり多くの種類がなかったからです。
ですから、栄養学的には亜鉛に様々な効果があっても(低身長に効果があることも以前から分かっていましたが)、継続的に摂取することが難しいことも相まって、周知されることが難しかったような気がします。
しかし、最近では亜鉛の低身長に効果があることや、その他の効果も広く知れ渡り、亜鉛のサプリメントも各メーカーから発売されるようになりました。
そして、低身長の子供達の成長のフォローとして使われています。
とは言っても、亜鉛のサプリメントを摂取するだけで勝手に身長が伸びるわけではありません。亜鉛のサプリメントの効果を更に発揮するような方法もありますし、効果を半減させてしまうものもあります。それらのことも併せて学んで身長を効率的に伸ばしましょう。
ママありがとう・・・と将来言って貰えます
子供時代には分からなかったけど、子供が大人になって親のありがたみを分かるというような話は多くありますが、身長を高くすることも同じでしょう。
知り合いのYさんの子供さんは、小4のときに小2の平均身長しかないということで悩んでいました。
小児科の先生に診てもらったところ、これまでの身長の伸び方を見ていると、将来大きくなっても160cmいくかどうかしか伸びないと言われてしまいます。Yさん自身は身長は160cm近くありますが、ご主人が155cmしかないとのこと。
医師に言われても、諦めたくないと思いいろいろなことをやってみます。
亜鉛やカルシウム摂取はいつものことだったようですが、とにかくスポーツをさせ、睡眠はしっかり取り早寝早起きのスタイルに。
食事についても栄養学を学んで努力を怠りませんでした。
それから5年が経ち、Yさんの息子さんも15歳に。さまざまなスポーツに挑戦し、身長も170cmを超えました。
5年前に医師に言われた通りにしていたら、息子さんはほんとうに160cmなかったのかもしれません。
それまでは家の中でゲームばかりしていたのに、スポーツの面白さに目覚めてからは性格も明るくなったようです。勉強する時間も取れないくらいにスポーツ三昧なのですが、成績もそこまで悪くなく真ん中あたりをキープしているとか。
そんなYさんの息子さん、おばあちゃんから5年前の話を聞いたようで、母親には感謝していると言っていたようですよ。
親の頑張り次第で結果が得られることもあるというお話でした。