肌が黄色くくすんで見える、疲れて見える、美白ケアを行っているのに透明感が出ない気がする。
これは肌の黄くすみが原因です。
黄くすみの特徴は普通のくすみやシミとは違います。普段のケアでくすみが解消しない場合は黄くすみを疑ってみるのが良いでしょう。
黄くすみの特徴は真皮から黄色く変化してしまうことです。加齢や紫外線が原因のくすみは30代~40代のエイジングが気になる年頃から現れることが多いのですが、黄くすみは20代前半から現れます。年齢に関係なく肌が黄色っぽく沈んだ色になり女性を悩ませるのが黄くすみの最大の特徴です。
黄くすみの大きな原因は「糖化」と「カルボニル化」です。
それに次いで生活習慣も大きな原因となります。睡眠不足を避けしっかりと休息を取ること、屋外ではもちろん、家の中でも紫外線対策をしっかりすること、喫煙の習慣をやめること、適度な運動をして新陳代謝を活発にすること、冷えを防いで血流をよくすること、等身近なことで改善できることはたくさんあります。もちろん加齢も原因の一つです。黄くすみケアと同時にエイジングケアもしていきましょう。
糖化を予防する成分は、カモミールや桑の葉、ドクダミ、グァヴァなどのハーブ類に含まれています。甜茶なども良いと言われていますので、お茶を飲む時にはお砂糖のたっぷり入ったミルクティーやカフェオレなどではなく、ハーブティーに変えてみるだけでも効果があります。特にカモミールは睡眠導入やリラックスの効果もあるので美肌の敵の睡眠不足やストレスにも良いでしょう。ハーブティーが飲みつらい方はバラのエキスやショウガが入ったものだと飲みやすいし効果も倍増です。
また、ビタミンB1にも予防する成分が含まれているので普段の食事を少し変えてみるのも良いでしょう。具体的には豚肉に多くビタミンB1が含まれているのでヒレ肉などの脂肪分の少ないものを食事に取り入れるのがおすすめです。たとえばシミのサプリにもこうしたビタミンは豊富に含まれているのでおすすめです。
他には白砂糖を三温糖にしたり、白いご飯を玄米に変えたり、普段お料理に使う砂糖をオリゴ糖に変えるのもよいでしょう。基本的に白い食べ物よりも茶色い食べ物の方が糖の吸収がゆっくりになります。
普段の食事での炭水化物やスイーツ等の糖分は黄くすみの敵になります。血液中に糖分が長い間留まるとそれが糖化の原因になります。糖化というと分かりにくいですが、つまりはお砂糖を加熱すると焦げて褐色になるように、体内の糖分が褐色に焦げ付き、それが黄色くお肌に出てしまうようなイメージです。
体内の糖分とタンパク質は結びつきやすく、それらが結合するとAGEsという物質になります。AGEsは褐色になりやすく、それがお肌にも影響してしまいます。恐ろしいことに、一度生成されたAGEsはすぐに体外に排出されることはありません。それが黄くすみにつながってしまいます。
血糖値が高い状態が続けば続くほど糖化が進みます。体の活動エネルギーとして使用される糖分はもちろん大切な栄養源なので、必要量は接種して欲しいのですが、余分な糖分を取りすぎるとそれはAGEsの原因になります。三食しっかり食べて間食をしない方が黄くすみを防ぐ点では良いでしょう。ダラダラと飴やグミなど食べてしまってはずっと血糖値が高い状態が続くのでお勧めできません。