相場と購入のタイミング

中古車相場と購入のタイミング

中古車を購入しようとするのであれば中古車市場と中古車相場を良く理解しておく必要があります。中古車は新車とは違い、いつでも欲しい時に注文ができるわけではないのです。その時に中古車市場に存在している車両の中から選ぶしかありませんし、購入可能な範囲というのも現実には存在するでしょう。そのため中古車を購入しようとする人は新車を買おうとするときとは違う選び方をすることになります。
まずはじめに知っておかなければならないのは中古車市場の特徴です。同じ車であっても中古車市場には中古車相場というものがあり、高くなる時期もあれば安くなる時期もあります。それぞれの時期には特徴があり、どちらかが良いかは人それぞれでしょう。一般的には中古車相場が下落する時期というのは車が売れない時期です。そのような時期には問題もあり、選べる車の数が乏しいのです。会社で使用する社用車を選ぶのであればまだしも、こだわりを持って自家用車を選ぶには向かない時期であると言えるでしょう。それでもよいから安い車が欲しいという人に限り、中古車相場の落ちる時期の中古車をお勧めできます。このような時期はおおむね車が売れるシーズンのすぐ後であると言われています。大型連休であるゴールデンウィークの直後や、１１月や１２月などもうすぐ年式が一つ落ちるという時期に相場が下落しやすいと言われています。
一方で中古車相場が高騰する時期というのは中古車市場の人気が高くなる時期であるということができます。そのため相場は高めではありますが希望に近い状態の車を見つけやすい時期であるともいうことができます。中古車は新車とは違い一品物ですから、欲しい車が見つかった時が買い時なのです。その車と似たような状態の車が他で見つかるという保証はどこにもなく、早い者勝ちで決まっていくものなのです。そのため希望する車を新車よりも安い値段で手に入れたいという人にお勧めの時期であるということができるでしょう。
このような中古車市場の波については新車販売の波と連動していることが知られています。新車が一台売れると、その新車を購入した人がこれまで乗っていた車を下取りに出すのが通例です。そのため新車が売れるときには中古車が生まれるのです。そのような新車が売れる時期は２月や３月が多いとされています。これは自動車メーカー各社が年度末の販売攻勢に入るためであり、連動して多くの中古車が生まれるのです。