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Lexus RX Series

シャープなのは外観だけじゃない──レクサスの新型SUV、RXに試乗

高級SUVとして人気のレクサス「RX」シリーズが新しくなった。大胆なスタイリングと、燃費を含めた性能アップ。そして安全装備の充実が眼目だ。495万円からのエントリーモデルも新設された。

文:小川フミオ

レクサス RXが4代目にフルモデルチェンジした。新しいと一目でわかるのは、地面に届きそうなぐらい大型化したスピンドルグリルと、シャープなキャラクターラインが目を惹くスタイリングゆえだ。もちろん中身も十分新しい。シャシーには大きく手が入れられて操縦性が向上している。

レクサス RXシリーズの魅力は、大ぶりなサイズのSUVでありながら、プロファイルで見るとクーペを彷彿とさせる流麗なスタイルにある。オフロードより市街地が似合うイメージは、新型にも受け継がれている。というか、以前よりぐっと都会的な雰囲気が強くなった。

クーペ的なSUVはいまトレンドだ。BMW「X4」および「X6」、メルセデス ベンツ「GLEクーペ(日本には2016年導入予定)」、そして「ランドローバー・イヴォーク」やジャガー「Fペース」まで同じカテゴリーに入れられるかもしれない。若々しいライフスタイルを彷彿させる存在感が、都会のオーナーに強く支持されている。レクサス RXでも主要なターゲット層のひとつになると思われる。

モデル構成は、RX450hと、RX200t。ともに前輪駆動と、AWDと呼ばれる4WDが設定されている。レクサス・RX450h(602万5000円〜)は、3.5リッターV型6気筒エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッド。システム合計で230kW(313ps)と数値からしてパワフルだ。後輪も電気モーターで駆動する「e-four」という駆動方式が採用されている。

レクサスRX200t(495万円〜)は、今回新設されたモデルだ。2リッター4気筒にターボチャージャーを備える。最高出力は175kW(238ps)、最大トルクは350Nm。数値を見る限りパワーに不足はない。こちらには6段オートマチック変速機と、オンデマンド型の4WDシステムが組み合わせられる。

次のページ走りは意外なほどスポーティだった

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