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大工の歴史

今をさかのぼること1400年前、飛鳥時代に聖徳太子が法隆寺の建立に携わる技術者の階級を定め、「木」に関わる職人を「右官」、「土」に関わる職人を「左官」と呼び、すべての職人を統率し、工事全体を指揮する人を「大工」と表現したことが起源と言われています。
現在では大工の仕事を統括する人、大工の親方を「棟梁（とうりょう）」と呼びますが、これは建築物の重要な構造である「棟（むね）」と「梁（はり）」を組み合わせた言葉で、江戸時代以降、建設技術者が一般的に大工と呼ばれるようになったため、大工の中心人物を指す表現として使われるようになりました。

大工の種類

建築工法が多様化した今日、大工は仕事の内容によってさまざまな種類に分類されます。

型枠大工：マンションや学校、病院、オフィスビルなど、主要構造部を鉄筋とコンクリートで作られる建築物を扱う職人を指します。型枠大工は、鉄筋コンクリートの型枠の中にコンクリートを流し込んで、柱や床、壁、階段などを作ります。

木造大工：木造大工とは一般的に「大工さん」と呼ばれる職人で、主に木造住宅や２階建て程度の木造アパートなどの、主要構造部（柱や梁）を木で組み立てるのが仕事です。

造作大工：「造作」とは、梁や柱、土台、階段など、建築物の主要構造部以外の壁、床、天井、窓枠を指します。主にRC造等の住宅やマンションの内部を職人を造作大工と呼びます。店舗に特化した内装大工もこの造作大工の一部として分類されます。

建て方大工：建て方大工とは、現場で建物の主要な構造材を組み立てる職人を指します。土台の、柱、梁、棟上げを仕上げる作業が建て方大工の仕事です。

大工・職人の選び方

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