7月
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7月(しちがつ)はグレゴリオ暦で年の第7の月に当たり、31日ある。
日本では、旧暦7月を文月(ふづき、ふみづき)と呼び、現在では新暦7月の別名としても用いる。文月の由来は、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるからというのが定説となっている。しかし、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはないものである。そこで、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もある。また、「秋初月(あきはづき)」、「七夜月(ななよづき)」の別名もある。
英語での月名、Julyは、ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)からとられた。カエサルは紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を「5番目の月」を意味する "Quintilis" から自分の家門名に変更した。なお、8月の英名 August はアウグストゥスにちなんでいる(ギリシャ語で Αύγουστος は8月を表す)。詳細は8月を参照。
異名[編集]
おみなえしづき・をみなえしづき(女郎花月)、けんしんげつ(建申月)、しんげつ(親月)、たなばたづき(七夕月)、とうげつ(桐月)、ななよづき(七夜月)、はつあき(初秋)、ふづき(七月・文月)、ふみひろげづき(文披月)、めであいづき(愛逢月)、らんげつ(蘭月)、りょうげつ(涼月)
「7」や「七」は「しち」の他に「なな」とも呼称するが、歴史的には「しち」の方が古い。これらの経緯から日本では伝統的に「しちがつ」と呼称されてきたが近年では「1月(いちがつ)」と聴き違うという理由から、わざと「なながつ」と呼称する者が若者を中心に増えてきており、政府の公式発表時においても「なながつ」と呼称することがある。
7月の季語[編集]
七月・水無月・山開・海開・半夏生・夏菊・蝦夷菊・百合(山百合・姫百合・鬼百合・白百合・鹿の子百合・鉄砲百合・黒百合・車百合・早百合・百合の花)・月見草(待宵草)・合歓の花・ 梅雨明・青田・雲の峰(入道雲)・雷(いかづち・はたたがみ・雷鳴・雷神・遠雷・落雷・雷雨・ 日雷・夕立(ゆだち・白雨・夕立雲・夕立風・夕立晴)・スコール・虹・夏霧(じり・夏の霧)・ 夏館・夏座敷・夏炉・扇(扇子・白扇・絵扇・古扇)・団扇・蒲筵・花茣蓙・ハンモック・日除・ 日傘 (ひからかさ・パラソル)・サングラス・天道虫・玉 虫・金亀虫・髪切虫・甲虫・毛虫・ 青葡萄・青唐辛・青鬼灯(青酸漿)・朝顔市・鬼灯市・夏の山・富士詣・登山(山登・登山宿・ 登山小屋・登山口)・キャンプ(キャンピング)・バンガロー・岩魚・雷鳥・雪渓・雲海・ 御来迎(ごらいこう)・赤富士・瀧・泉・清水(岩清水・山清水・苔清水)・滴り・ 涼し(朝涼・夕涼・晩涼・夜涼・涼風)・露涼し(夏の露)・浴衣・白絣・甚平・ 汗(玉の汗・汗の玉・汗みどろ・汗の香・汗水・汗ばむ)・ハンカチーフ(ハンカチ・汗ふき・汗拭い)・白靴・籠枕・噴水・露台・川床(ゆか)・納涼(すずみ)・端居・打水・散水車・行水・髪洗ふ・夏の夕(夏夕なつゆうべ)・夏の夜(夜半の夏) ・夜店・箱釣り・夏芝居・水狂言・袴能・燈涼し(夏の燈)・夜濯・夏の月(月涼し) ・外寝・ 夏蜜柑・早桃・パイナップル・バナナ・マンゴー・メロン・瓜(白瓜・浅瓜・瓜畑) ・瓜番・胡瓜・ 胡瓜もみ・瓜漬・冷素麺・冷麦・冷し珈琲(アイスコーヒー)・麦茶・振舞水 ・砂糖水・飴湯・氷水・ アイスクリーム・ラムネ・ソーダ水・サイダー・ビール(ビヤガーデン・生ビール) ・甘酒・焼酎・ 冷酒・水羊羹 ・心太・葛餅・葛饅頭・白玉・蜜豆・茹小豆・冷奴・冷汁・氷餅・干飯・ 飯饐る・鮨・ 夏料理・船料理・水貝・沖膾・泥鰌鍋・醤油作る・扇風機・冷房(クーラー)・風鈴・ 金魚・金魚売・ 金魚玉 (金魚鉢)・箱庭・松葉牡丹・松葉菊・水遊・水鉄砲・水からくり・浮人形・水中花・ 花氷(氷柱)・冷蔵庫・氷室・閻魔参(7月16日は閻魔王の賽日である)祇園祭(京都八坂神社の祭礼。祇園会・二階囃・祇園囃・御輿洗・鉾立・宵山・宵飾・鉾町・ 宵宮詣・鉾の稚児) ・博多山笠(福岡市櫛田神社の例祭。山笠・飾山笠・追山笠)・盛夏(炎帝) ・浅曇・日盛・炎天・昼寝・日向水・片陰・西日・夕焼・夕凪・極暑(大暑)・旱(ひでり)・ 草いきれ・ 田水わく・水番・水喧嘩・日焼田・雨乞・喜雨・夏の雨・蝉(蝉時雨・油蝉・みんみん・初蝉)・ 空蝉(蝉の抜け殻のこと・蝉の殻)・日焼・夏の海・船遊・ボート・ヨット・プール・泳ぎ・海水浴・海水着・海月・夜光虫・船虫・海女・天草取・荒布・昆布・布海苔・浜木綿・ 避暑(避暑の旅・ 避暑客・避暑の宿)・夏休・帰省・林間学校・土用(土用入・土用明)・ 暑中見舞・虫干・紙魚・ 梅干(梅漬・梅干す・干梅)・土用浪・土用芽・土用鰻・土用蜆・暑気払ひ・ 梅酒・香水・汗疹・ 水虫・暑気あたり・水あたり・夏痩・寝冷・夏風邪・コレラ・赤痢・マラリア・ 日射病・川開 ・野間追祭(福岡県相馬市の中村神社、原町市の太田神社、小高町の小高神社の三社合同の祭)天神祭(菅原道真を祀る大阪天満宮の祭礼)・青柿・青林檎・青胡桃・胡麻の花・綿の花・夕顔・蒲・蒲の穂・布袋草・水葵・睡蓮・蓮・茗荷の子・新藷・若牛蒡・トマト・茄子・鴫焼・茄子漬・蘇鉄の花・仙人掌・月下美人・ダリヤ・向日葵・胡蝶蘭・風蘭・緯紅草・日日草・百日草・千日紅・ハマナス・破れ笠・野牡丹・麒麟草・虎杖の花・花魁草・鷺草・えぞにう・岩煙草・駒草・百日紅・ ハイビスカス・ブーゲンビリヤ・秋近し・夜の秋・晩夏・佃祭(東京佃島の住吉神社の祭礼)
7月の年中行事[編集]
- 七月初旬 - 氷室(北陸地方、特に石川県)
- 7月1日 - 海開き
- 7月1日 - 富士山山開き
- 7月4日 - 独立記念日(アメリカ合衆国)
- 7月7日 - 七夕(日本)
- 7月7日 - ポニーテールの日
- 7月13日 - みたままつり(靖國神社)
- 7月14日 - 革命記念日(フランス)
- 7月15日 - 博多祇園山笠(博多)追山
- 7月17日 - 祇園祭(京都)山鉾巡行
- 7月25日 - 天神祭(大阪)船渡御
- 7月第3月曜日 - 海の日(日本)
- 7月第3土曜日 - 勤労青少年の日(日本、勤労青少年福祉法(昭和45年5月25日法律第98号)第5条で定められている)
- 7月最終土曜日 - 隅田川花火大会
7月に行われるスポーツ[編集]
- 上旬から下旬 - ツール・ド・フランス(ロードレース フランスなど)
- 中旬 - 大相撲名古屋場所(愛知県体育館)
- 中旬 - MLBオールスターゲーム(野球)
- 中旬 - 全英オープン(ゴルフ)
- 第4日曜 - 鈴鹿8時間耐久ロードレース(オートバイレース 鈴鹿サーキット)
- 下旬 - 全国高等専修学校体育大会
- 最終週 - オーシャンカップ競走(競艇)
- 下旬 - オールスターゲーム(プロ野球)
7月がテーマの楽曲[編集]
- 7月4日の横田基地 (歌: ザ・クロマニヨンズ)
- 7月5日(月食) (歌: 柴草玲)
- 7月7日 (歌: スガシカオ)
- 7月7日 (歌: 水樹奈々)
- 7月7日、晴れ (歌: DREAMS COME TRUE)
- 七月七日 (歌: Kagrra,)
- 7月8日 (歌: the GazettE)
- 7月9日の記念日に (歌: あがた森魚)
- 7月10日 (歌: 前川清)
- 7月11日現在 (歌: 倉沢淳美)
- 夏、7月13日 (歌: 山瀬まみ)
- 7月20日の空の下の僕の気持ち~そして丘の上のキラリと輝く星を見てあなたはどう思うカシラ?~ (歌: dicot)
- 7月21日早朝に (歌: 山平和彦)
- 7月22日 (歌: 渡辺典子)
- 7月26日未明 (歌: 吉田拓郎)
- 7月31日に生まれて (歌: とんねるず)
- 7月の雨なら (歌: 西脇唯)
- 7月のオーロラ (歌: 伊藤銀次)
- 7月の感傷 (歌: Le Couple)
- 7月の夜 (歌: くるり)
- July Blue Rain (歌: リンドバーグ)
- July (歌: 松任谷由実)
- July 1st (歌: 浜崎あゆみ)
その他[編集]
関連項目[編集]
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