イソペンテニル二リン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イソペンテニル二リン酸 | |
---|---|
IUPAC名 | 二リン酸イソペンテニル イソペンテニル=ジホスファート |
別名 | IPP |
分子式 | C5H12O7P2 |
分子量 | 246.09 |
CAS登録番号 | [358-71-4] |
SMILES | CC(=C)CCOP(=O)(O)OP(=O)(O)O |
イソペンテニル二リン酸(イソペンテニルにリンさん、isopentenyl diphosphate、IPP)は、テルペンとテルペノイドを合成するメバロン酸経路の中間生成物である。
生合成[編集]
IPPはメバロン酸回路でジホスホメバロン酸からジホスホメバロン酸デカルボキシラーゼによって生成され、イソペンテニル二リン酸イソメラーゼによってジメチルアリル二リン酸になる。
また、IPPはイソプレノイド生合成の代替経路である非メバロン酸経路で、(E)-4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテニル二リン酸 (HMB-PP) からHMB-PP還元酵素 (LytB, IspH) によって合成される。非メバロン酸経路は、多くのバクテリア、マラリア原虫、植物のプラスチド、アピコンプレックス門に存在する。
関連項目[編集]
|
|