エンジンとステアリングの関係

私たちが車を操作していく上で、非常に重要となるような装置が色々と備え付けられています。特に運転席周りには手元や足下に非常に多くの運転装置があることがわかります。これらを上手く駆使して、車を走らせたり、曲がらせたり、或いは止めたりしているのです。

 
手で操作するものとしまして、特に代表となるものが操舵装置となるハンドルです。この装置を操作することで、前輪の向く方向を変えることができます。今でこそ非常に多くの方が車を操っています。女性の方でも簡単に車を動かせるようにもなっています。ところが実際には、車は非常に重たい乗り物となります。特に前輪には車重がかかっていますから、その向きを変えることは本来では容易なことではないのです。それが今では女性の方でも指一本でハンドルを回すことができるようになっています。これはパワーステアリングという装置が働いているからなのです。

 
この装置が走行中には働いていて、パワステオイルを循環させることで、ハンドルを回す力をアシストしているのです。ですから急にエンジンが止まってしまいますとパワーステアリングもストップしていまい、ハンドルが一気に重たくなります。このことでハンドルを回すことができず、カーブをはみ出すような事故へと繋がる恐れがあるのです。