Amazon EC2 では、異なるユースケースに合わせて最適化されたさまざまなインスタンスタイプが用意されています。インスタンスタイプはさまざまな CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークキャパシティーの組み合わせによって構成されているため、アプリケーションのリソースとして適切な組み合わせを柔軟に選択できます。それぞれのインスタンスタイプには 1 つ以上のインスタンスサイズが含まれているため、対象となるワークロードの要件に応じてリソースをスケールできます。
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AWS の無料利用枠には毎月 750 時間分の Linux および Windows の t2.micro インスタンスが含まれます(1 年間)。無料利用枠内に抑えるには、EC2 マイクロインスタンスのみを使用してください。
T2 インスタンスは、ベースラインを超えてバーストする能力がある CPU パフォーマンスのベースラインを提供する、バーストパフォーマンスインスタンスです。ベースラインパフォーマンスとバースト機能は、CPU クレジットにより管理されます。各 T2 インスタンスは、インスタンスサイズに応じて、設定されたレートで常に CPU クレジットを受け取ります。 T2 インスタンスは、アイドル状態のときに CPU クレジットを蓄積し、アクティブなときに CPU クレジットを使用します。 T2 インスタンスは、CPU を頻繁または常にフルパワーで使用することはなくても、時折バーストが必要なことがあるワークロード(例: ウェブサーバー、開発者環境、小規模なデータベース)に適した選択です。詳しくは、「バーストパフォーマンスインスタンス」をご覧ください。
特徴:
- 高速な Intel Xeon プロセッサ
- CPU クレジット、および一貫したベースラインパフォーマンスにより管理されるバースト CPU
- 最も低コストな汎用インスタンスタイプであり、無料利用枠の対象(t2.micro のみ)
- コンピューティング、メモリ、ネットワークリソースのバランス
モデル | vCPU | CPU クレジット/時 |
メモリ (GiB) | ストレージ |
t2.nano | 1 | 3 | 0.5 | EBS のみ |
t2.micro | 1 | 6 | 1 | EBS のみ |
t2.small | 1 | 12 | 2 | EBS のみ |
t2.medium | 2 | 24 | 4 | EBS のみ |
t2.large | 2 | 36 | 8 | EBS のみ |
ユースケース
開発環境、サーバーの構築、サンプルコードレポジトリ、低トラフィックのウェブサイトとウェブアプリケーション、マイクロサービス、初期製品実験、小規模データベース。
M4 インスタンスは、最新世代の汎用インスタンスです。このファミリーでは、演算能力、メモリ、ネットワークの各リソースがバランスよく提供されるため、多くのアプリケーションに適しています。
特徴:
- 2.3 GHz Intel Xeon® E5-2686 v4 (Broadwell) プロセッサまたは 2.4 GHz Intel Xeon® E5-2676 v3 (Haswell) プロセッサ
- デフォルトで EBS 最適化、追加料金なし
- 拡張ネットワーキングのサポート
- コンピューティング、メモリ、ネットワークリソースのバランス
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | SSD ストレージ(GB) | 専用 EBS 帯域幅 (Mbps) |
m4.large | 2 |
8 | EBS のみ |
450 |
m4.xlarge | 4 |
16 | EBS のみ |
750 |
m4.2xlarge | 8 |
32 |
EBS のみ | 1,000 |
m4.4xlarge | 16 |
64 |
EBS のみ | 2,000 |
m4.10xlarge |
40 |
160 |
EBS のみ | 4,000 |
m4.16xlarge |
64 |
256 |
EBS のみ |
10,000 |
このファミリーには M3 インスタンスタイプが含まれ、コンピューティングリソース、メモリリソース、ネットワークリソースがバランスよく提供されるため、多くのアプリケーションに適しています。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2670 v2 (Ivy Bridge) プロセッサー*
- 高速な I/O パフォーマンスのための SSD ベースのインスタンスストレージ
- コンピューティング、メモリ、ネットワークリソースのバランス
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | SSD ストレージ(GB) |
m3.medium | 1 | 3.75 | 1 x 4 |
m3.large | 2 | 7.5 | 1 x 32 |
m3.xlarge | 4 | 15 | 2 x 40 |
m3.2xlarge | 8 | 30 | 2 x 80 |
ユースケース
小規模および中規模のデータベース、増設メモリを必要とするデータ処理タスク、キャッシュサーバー群、および SAP、Microsoft SharePoint、クラスターコンピューティング、その他の企業アプリケーションの実行。
*M3 インスタンスは、2.6GHz で動作する Intel Xeon E5-2670 (Sandy Bridge) プロセッサーとして作成される可能性もあります。
C4 インスタンスはコンピューティング最適化インスタンスの最も新しい世代です。EC2 の中で最も高い性能を誇るプロセッサーを持ち、そのコストパフォーマンスは最も優れています。
特徴:
- EC2 用に特別に最適化された高速 Intel Xeon E5-2666 v3 (Haswell) プロセッサ
- デフォルトで EBS 最適化、追加料金なし
- c4.8xlarge インスタンスタイプでプロセッサ C ステートおよび P ステート構成を制御する機能
- 拡張ネットワーキングおよびクラスターのサポート
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | ストレージ |
専有 EBS 帯域幅 (Mbps) |
c4.large | 2 | 3.75 | EBS のみ | 500 |
c4.xlarge | 4 | 7.5 | EBS のみ | 750 |
c4.2xlarge | 8 | 15 | EBS のみ | 1,000 |
c4.4xlarge | 16 | 30 | EBS のみ | 2,000 |
c4.8xlarge | 36 | 60 | EBS のみ | 4,000 |
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2680 v2 (Ivy Bridge) プロセッサー
- 拡張ネットワーキングのサポート
- クラスターのサポート
- SSD ベースのインスタンスストレージ
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | SSD ストレージ(GB) |
c3.large | 2 | 3.75 | 2 x 16 |
c3.xlarge | 4 | 7.5 | 2 x 40 |
c3.2xlarge | 8 | 15 | 2 x 80 |
c3.4xlarge | 16 | 30 | 2 x 160 |
c3.8xlarge | 32 | 60 | 2 x 320 |
ユースケース
高パフォーマンスのフロントエンド群、ウェブサーバー、バッチ処理、分散分析、高パフォーマンスな科学/工学への応用、広告サービス、MMO ゲーム、およびビデオエンコーディング。
X1 インスタンスは大規模、エンタープライズクラス、インメモリアプリケーション用に最適化され、Amazon EC2 インスタンスタイプの中では RAM 1 GiB あたりの料金が最も安価です。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E7-8880 v3 (Haswell) プロセッサ
- RAM 1 GiB あたりの料金が最安値
- 最大 1,952 GiB の DDR4 ベースのインスタンスメモリ
- デフォルトで SSD ストレージと EBS 最適化、追加料金なし
- プロセッサ C ステートおよび P ステート構成を制御する機能
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | SSD ストレージ(GB) | 専用 EBS 帯域幅 (Mbps) |
x1.32xlarge | 128 | 1,952 | 2 x 1,920 |
10,000 |
x1.16xlarge |
64 |
976 |
1 x 1,920 |
5,000 |
ユースケース
SAP HANA といったインメモリデータベース、Apache Spark または Presto といったビッグデータの処理エンジン、およびハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) アプリケーションの実行には、X1 インスタンスをお勧めします。X1 インスタンスは、AWS クラウドの本番環境で、Business Warehouse on HANA (BW)、Data Mart Solutions on HANA、Business Suite on HANA (SoH)、および次世代ビジネススイート S/4HANA の実行を SAP によって認定されています。
R3 インスタンスは、大量のメモリが必要なアプリケーション向けに最適化されており、RAM 1 GiB あたりの料金が安価です。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2670 v2 (Ivy Bridge) プロセッサー
- SSD ストレージ
- 拡張ネットワーキングのサポート
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | SSD ストレージ(GB) |
r3.large | 2 | 15.25 | 1 x 32 |
r3.xlarge | 4 | 30.5 | 1 x 80 |
r3.2xlarge | 8 | 61 | 1 x 160 |
r3.4xlarge | 16 | 122 | 1 x 320 |
r3.8xlarge |
32 |
244 |
2 x 320 |
ユースケース
高パフォーマンスが必要なデータベース、分散型メモリキャッシュ、インメモリ分析、ゲノムのアセンブリと分析、Microsoft SharePoint、およびその他のエンタープライズアプリケーションには、R3 インスタンスをお勧めします。
P2 インスタンスは汎用 GPU コンピューティングアプリケーション用に設計されています。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2686v4 (Broadwell) プロセッサ
- それぞれ 2,496 個の並列処理コアと 12 GiB の GPU メモリが搭載された高性能な NVIDIA K80 GPU
- GPUDirect™ (ピアツーピア GPU 通信) をサポート
- Amazon EC2 Elastic Network Adaptor を使用する拡張ネットワーキングにより、プレイスメントグループ内で最大 20 Gbps の集約ネットワーク帯域幅を実現
- デフォルトで EBS 最適化、追加料金なし
モデル |
GPU |
vCPU |
メモリ(GiB) |
GPU メモリ (GiB) |
p2.xlarge |
1 |
4 |
61 |
12 |
p2.8xlarge |
8 |
32 |
488 |
96 |
p2.16xlarge |
16 |
64 |
732 |
192 |
ユースケース
機械学習、高性能データベース、計算流体力学、金融工学、耐震解析、分子モデル、ゲノミクス、レンダリング、サーバー側のその他の GPU コンピューティングワークロード。
G2 インスタンスはグラフィック集約型アプリケーション用に最適化されています。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2670 (Sandy Bridge) プロセッサー
- 1,536 CUDA コアと 4GB のビデオメモリを搭載した高パフォーマンスの NVIDIA GPU
- 各 GPU は、最大 8 個のリアルタイム HD ビデオストリーム(30 fps で 720 p)または最大 4 個のリアルタイム FHD ビデオストリーム(30 fps で 1080 p)をサポートするように設計されているオンボードハードウェアビデオエンコーダを備えています。
- 低レイテンシーのフレームキャプチャと、オペレーティングシステム全体または一部のレンダリングターゲットのエンコーディングをサポートしているため、高品質のインタラクティブストリーミングエクスペリエンスが可能になります。
モデル | GPU | vCPU | メモリ(GiB) | SSD ストレージ(GB) |
g2.2xlarge | 1 | 8 | 15 | 1 x 60 |
g2.8xlarge | 4 | 32 | 60 | 2 x 120 |
ユースケース
3D アプリケーションストリーミング、動画エンコーディング、サーバー側のその他のグラフィックワークロード。
このファミリーにはハイストレージインスタンスが含まれており、高速ランダム I/O パフォーマンス用に最適化された高速 SSD-backed インスタンスストレージを提供し、低コストで高い IOPS を実現しています。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2670 v2 (Ivy Bridge) プロセッサー
- SSD ストレージ
- TRIM のサポート
- 拡張ネットワーキングのサポート
- 高いランダム I/O パフォーマンス
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | ストレージ(GB) |
i2.xlarge | 4 | 30.5 | 1 x 800 SSD |
i2.2xlarge | 8 | 61 | 2 x 800 SSD |
i2.4xlarge | 16 | 122 | 4 x 800 SSD |
i2.8xlarge | 32 | 244 | 8 x 800 SSD |
ユースケース
NoSQL データベース (Cassandra、MongoDB など) で、トランザクションデータベース、データウェアハウス、Hadoop、およびクラスターファイルシステムをスケールアウトします。
D2 インスタンスは、最大 48 TB の HDD ベースのローカルディスクを備え、高ディスクスループットを実現し、スループット性能あたり、Amazon EC2 上では最も低いコストでディスクを提供します。
特徴:
- 高速な Intel Xeon E5-2676v3 (Haswell) プロセッサー
- HDD ストレージ
- 起動時における常時高いパフォーマンス
- 高ディスクスループット
- Amazon EC2 拡張ネットワーキングのサポート
モデル | vCPU | メモリ(GiB) | ストレージ(GB) |
d2.xlarge | 4 | 30.5 | 3 x 2000 HDD |
d2.2xlarge | 8 | 61 | 6 x 2000 HDD |
d2.4xlarge | 16 | 122 | 12 x 2000 HDD |
d2.8xlarge | 36 | 244 | 24 x 2000 HDD |
ユースケース
超並列処理(MPP)データウェアハウス、MapReduce と Hadoop 分散コンピューティング、分散ファイルシステム、ログまたはデータ処理アプリケーション
インスタンスタイプ | vCPU | メモリ (GiB) | ストレージ(GB) | ネットワーキングパフォーマンス |
物理プロセッサ | クロック速度(GHz) | Intel AVX† | Intel AVX2† | Intel Turbo | EBS OPT |
拡張ネットワーキング† |
t2.nano | 1 | 0.5 | EBS のみ | 低 | Intel Xeon ファミリー | 最大 3.3 | はい | – | はい | – | – |
t2.micro | 1 | 1 | EBS のみ | 低から中 | Intel Xeon ファミリー | 最大 3.3 |
はい | – | はい | – | – |
t2.small | 1 |
2 |
EBS のみ |
低から中 |
Intel Xeon ファミリー |
最大 3.3 | はい |
– |
はい |
– |
– |
t2.medium | 2 | 4 | EBS のみ | 低から中 | Intel Xeon ファミリー |
最大 3.3 | はい |
– |
はい |
– |
– |
t2.large | 2 | 8 |
EBS のみ | 低から中 | Intel Xeon ファミリー |
最大 3.0 |
はい |
– |
はい |
– |
– |
m4.large | 2 | 8 | EBS のみ |
中 | Intel Xeon E5-2676 v3** | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
m4.xlarge | 4 | 16 | EBS のみ | 高 | Intel Xeon E5-2676 v3** | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
m4.2xlarge | 8 | 32 | EBS のみ | 高 | Intel Xeon E5-2676 v3** | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
m4.4xlarge | 16 | 64 | EBS のみ | 高 | Intel Xeon E5-2676 v3** | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
m4.10xlarge | 40 | 160 | EBS のみ | 10 ギガビット |
Intel Xeon E5-2676 v3 | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
m4.16xlarge | 64 | 256 | EBS のみ | 20 ギガビット | Intel Xeon E5-2686 v4 | 2.3 | はい | はい | はい | はい | はい |
m3.medium | 1 | 3.75 | 1 x 4 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2670 v2* | 2.5 | はい | – | はい | – | – |
m3.large | 2 | 7.5 | 1 x 32 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2670 v2* | 2.5 | はい | – | はい | – | – |
m3.xlarge | 4 | 15 | 2 x 40 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 v2* | 2.5 | はい | – | はい | はい | – |
m3.2xlarge | 8 | 30 | 2 x 80 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 v2* | 2.5 | はい | – | はい | はい | – |
c4.large |
2 |
3.75 |
EBS のみ |
中 |
Intel Xeon E5-2666 v3 |
2.9 |
はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
c4.xlarge |
4 |
7.5 |
EBS のみ | 高 |
Intel Xeon E5-2666 v3 | 2.9 |
はい | はい |
はい | はい | はい |
c4.2xlarge |
8 |
15 |
EBS のみ | 高 |
Intel Xeon E5-2666 v3 | 2.9 |
はい | はい |
はい | はい | はい |
c4.4xlarge |
16 |
30 |
EBS のみ | 高 |
Intel Xeon E5-2666 v3 | 2.9 |
はい | はい |
はい | はい | はい |
c4.8xlarge |
36 |
60 |
EBS のみ | 10 ギガビット |
Intel Xeon E5-2666 v3 | 2.9 |
はい | はい |
はい | はい | はい |
c3.large | 2 | 3.75 | 2 x 16 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2680 v2 | 2.8 | はい | – | はい | – | はい |
c3.xlarge | 4 | 7.5 | 2 x 40 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2680 v2 | 2.8 | はい | – | はい | はい | はい |
c3.2xlarge | 8 | 15 | 2 x 80 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2680 v2 | 2.8 | はい | – | はい | はい | はい |
c3.4xlarge | 16 | 30 | 2 x 160 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2680 v2 | 2.8 | はい | – | はい | はい | はい |
c3.8xlarge | 32 | 60 | 2 x 320 SSD | 10 ギガビット | Intel Xeon E5-2680 v2 | 2.8 | はい | – | はい | – | はい |
p2.xlarge |
4 |
61 |
EBS のみ |
高 |
Intel Xeon E5-2686 v4 |
2.3 |
はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
p2.8xlarge |
32 |
488 |
EBS のみ |
10 ギガビット |
Intel Xeon E5-2686 v4 |
2.3 |
はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
p2.16xlarge |
64 |
732 |
EBS のみ |
20 ギガビット |
Intel Xeon E5-2686 v4 |
2.3 |
はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
g2.2xlarge | 8 | 15 | 1 x 60 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 |
2.6 | はい |
– | はい | はい | – |
g2.8xlarge | 32 | 60 | 2 x 120 SSD | 10 ギガビット | Intel Xeon E5-2670 | 2.6 | はい | – | はい | - | - |
x1.16large | 64 | 976 | 1 x 1,920 SSD | 10 ギガビット | Intel Xeon E7-8880 v3 | 2.3 | はい | はい | はい | はい | はい |
x1.32xlarge | 128 | 1,952 | 2 x 1,920 SSD | 20 ギガビット | Intel Xeon E7-8880 v3 | 2.3 | はい | はい | はい | はい | はい |
r3.large | 2 | 15.25 | 1 x 32 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 | はい | – | はい | – | はい |
r3.xlarge | 4 | 30.5 | 1 x 80 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 |
はい |
– |
はい |
はい | はい |
r3.2xlarge | 8 | 61 | 1 x 160 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 |
はい |
– |
はい |
はい | はい |
r3.4xlarge | 16 | 122 | 1 x 320 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 |
はい |
– |
はい |
はい | はい |
r3.8xlarge | 32 | 244 | 2 x 320 SSD | 10 ギガビット | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 |
はい |
– |
はい |
– | はい |
i2.xlarge | 4 | 30.5 | 1 x 800 SSD | 中 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 | はい | – | はい | はい | はい |
i2.2xlarge | 8 | 61 | 2 x 800 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 | はい | – | はい | はい | はい |
i2.4xlarge | 16 | 122 | 4 x 800 SSD | 高 | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 | はい | – | はい | はい | はい |
i2.8xlarge | 32 | 244 | 8 x 800 SSD | 10 ギガビット | Intel Xeon E5-2670 v2 | 2.5 | はい | – | はい | – | はい |
d2.xlarge | 4 | 30.5 | 3 x 2000 | 中 | Intel Xeon E5-2676 v3 | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
d2.2xlarge | 8 | 61 | 6 x 2000 | 高 | Intel Xeon E5-2676 v3 | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
d2.4xlarge | 16 | 122 | 12 x 2000 | 高 | Intel Xeon E5-2676 v3 | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
d2.8xlarge | 36 | 244 | 24 x 2000 | 10 ギガビット | Intel Xeon E5-2676 v3 | 2.4 | はい | はい | はい | はい | はい |
各 vCPU は、M4、M3、C4、C3、R3、HS1、G2、I2、D2 の Intel Xeon コアのハイパースレッドです。
* M3 インスタンスは、2.6 GHz で動作する Intel Xeon E5-2670 (Sandy Bridge) プロセッサで起動する可能性もあります。
** これらの M4 インスタンスは Intel Xeon E5-2686 v4 (Broadwell) プロセッサで起動する可能性もあります。
† AVX、AVX2、拡張ネットワーキングは、HVM AMI で起動したインスタンスでのみ使用可能です。
T1、M1、C1、CC2、M2、CR1、CG1、HS1、または HI1 インスタンスをお探しですか?旧世代のインスタンスページをご覧ください。
Amazon EC2 インスタンスには、アプリケーションのデプロイ、管理、スケーリングに役立つさまざまな追加機能があります。
Amazon EC2 では、定常パフォーマンスのインスタンス(例: M3、C3、R3)およびバーストパフォーマンスインスタンス(例: T2)を選択できます。バーストパフォーマンスインスタンスは、ベースラインを超えてバーストする能力がある CPU パフォーマンスのベースラインを提供します。T2 インスタンスは、CPU を頻繁または常にフルパワーで使用することはなくても、時折バーストが必要なことがあるワークロード向けです。
T2 インスタンスのベースラインパフォーマンスとバースト機能は、CPU クレジットにより管理されます。各 T2 インスタンスは、CPU クレジットを連続的に受け取ります。速度は、インスタンスのサイズにより異なります。T2 インスタンスは、アイドル状態のときに CPU クレジットを蓄積し、アクティブなときに CPU クレジットを使用します。CPU クレジットは、フル CPU パフォーマンスを 1 分間実現します。
例えば、t2.small インスタンスは 1 時間あたり 12 CPU クレジットのレートでクレジットを継続的に受け取ります。この機能により、CPU コアの 20% に相当するベースラインパフォーマンスが実現します。インスタンスが受け取ったクレジットを必要としない場合はいつでも、それらのクレジットを CPU クレジットバランスに最大 24 時間格納します。t2.small がコアの 20% を超えてバーストする必要がある場合、CPU クレジットバランスから引き出して、この急増をシームレスに処理します。時間の経過と共に、ワークロードに所有する以上の CPU クレジットが必要であることや、インスタンスでプラスの CPU クレジットバランスが維持されないことがわかった場合、t2.medium などの大きい T2 サイズを使用するか、定常パフォーマンスのインスタンスタイプを使用することをお勧めします。
ウェブサーバー、開発者環境、小規模なデータベースなど、多くのアプリケーションでは CPU が常にハイパワーである必要はありませんが、必要なときに非常に高速な CPU にフルにアクセスできると大きなメリットが得られます。 T2 インスタンスは、特にこれらのユースケースのために設計されています。 動画エンコーディング、ボリュームの大きなウェブサイトまたは HPC アプリケーションなど、アプリケーションで一貫して高い CPU パフォーマンスが必要な場合は、定常パフォーマンスのインスタンスを使用することをお勧めします。 T2 インスタンスは、アプリケーションに本当に CPU パフォーマンスが必要なときに、専用の高速 Intel コアが利用可能であるかのように動作し、その一方で、パフォーマンスの変動または他の環境での過剰サブスクリプションで通常見られるその他の一般的な副作用からユーザーを保護するように設計されています。
Amazon EC2 では、お客様の要件に応じて複数のストレージオプションから選択いただけます。Amazon EBS は、実行中の単一の Amazon EC2 インスタンスにアタッチできる、耐久性に優れたブロックレベルのストレージボリュームです。この Amazon EBS は、細かな更新を頻繁に行う必要があるデータを対象とした主要ストレージデバイスとして使用できます。例えば、Amazon EC2 でデータベースを実行するときに、Amazon EBS をストレージオプションとして使用することを推奨します。Amazon EBS ボリュームは、Amazon EC2 インスタンスの運用状況から独立した永続性を持ちます。インスタンスにアタッチした後のボリュームは、他の物理ハードドライブと同じように使用できます。Amazon EBS ではお使いのワークロードに合わせて、汎用(SSD)、プロビジョンド IOPS(SSD)、マグネティックの 3 種類のボリュームを利用できます。汎用(SSD)は新しい SSD タイプの汎用 EBS ボリュームタイプです。AWS のお客様にデフォルトのボリュームとしてお勧めします。汎用(SSD)ボリュームは、小~中規模のデータベース、開発/テスト環境など、広範なワークロードに適しています。また、ブートボリューム用に最適です。プロビジョンド IOPS(SSD)ボリュームは、安定した低レイテンシーのパフォーマンスを備えたストレージを提供します。大規模なリレーショナルデータベースや NoSQL データベースなど、I/O の発生量の多いアプリケーション向けに設計されています。マグネティックボリュームは、EBS ボリュームの中でギガバイトあたりのコストが最も低いものです。マグネティックボリュームは、データへのアクセス頻度が低いワークロードや、ストレージコストをなるべく安く抑えることが重要なアプリケーションに最適です。
多くの Amazon EC2 インスタンスでは、ホストコンピューターに物理的にアタッチされているディスクからストレージを含めることも可能です。このディスクストレージは、インスタンスストアと呼ばれます。インスタンスストアは、Amazon EC2 インスタンス用のブロックレベルの一時ストレージを提供します。インスタンスストアボリューム上のデータは、関連付けられた Amazon EC2 インスタンスの運用中のみ維持されます。
Amazon EBS またはインスタンスストアを介したブロックレベルのストレージに加えて、耐久性と可用性に優れたオブジェクトストレージとして Amazon S3 も利用できます。Amazon EC2 ストレージオプションの詳細については、Amazon EC2 のドキュメントをご覧ください。
時間単位のわずかな追加料金で、お客様指定の Amazon EC2 インスタンスタイプを EBS 最適化インスタンスとして起動できます。C4、M4、P2、および D2 の各インスタンスの場合、この機能はデフォルトで有効になっており、追加料金は発生しません。EBS 最適化インスタンスがあれば、EBS ボリュームでプロビジョニングされた IOPS を EC2 インスタンスが最大限に使用できるようになります。EBS 最適化インスタンスでは、Amazon EC2 と Amazon EBS 間専用のスループットが実現しており、使用されるインスタンスタイプに応じて 500~4,000 メガビット/秒 (Mbps) の選択が可能です。この専有スループットにより、Amazon EBS I/O と EC2 インスタンスからの他のトラフィックとの競合を最低限に抑え、EBS ボリュームのパフォーマンスを最大限に引き出します。EBS 最適化インスタンスは、スタンダードおよびプロビジョンド IOPS Amazon EBS ボリュームと併せて利用できるように設計されています。EBS 最適化インスタンスにアタッチされたプロビジョンド IOPS ボリュームは、10 ミリ秒未満のレイテンシーを実現でき、プロビジョニングされた IOPS の± 10% 以内のパフォーマンスを 99.9% の確率で発揮するように設計されています。EBS 最適化インスタンス、または高ストレージ I/O 要件があるアプリケーションのクラスターネットワークをサポートするインスタンスと併せて、プロビジョンド IOPS ボリュームを使用することをお勧めします。
X1、M4、C4、C3、I2、CR1、G2、HS1、P2、および D2 の各インスタンスはクラスターネットワーキングをサポートしています。一般的なクラスタープレイスメントグループに登録されたインスタンスは、クラスター内の全インスタンス間の高帯域で低レイテンシーのネットワーキングを提供する論理クラスターに配置されます。インスタンスタイプおよびそのネットワーキングパフォーマンスの仕様によっては、クラスタープレイスメントグループ内で EC2 インスタンスの帯域幅が利用できます。選択した EC2 インスタンスをプレイスメントグループで起動した場合、トラフィックの各方向 (全二重) について、シングルフローでは最大 10 Gbps、マルチフローでは最大 20 Gbps が利用できます。クラスタープレイスメントグループ外のネットワークトラフィック (インターネット向けなど) については、5 Gbps (全二重) に制限されます。クラスターネットワークは、特に並列プログラミングに標準的な MPI ライブラリーを使用する、高性能分析システム、多くの科学および工学応用に適しています。
ハードウェア専有インスタンスとは、単一のカスタマー専用のシングルテナントハードウェア上で実行される Amazon EC2 インスタンスです。ハードウェア専有インスタンスは、企業の方針や産業規制により、その他のカスタマーに属するインスタンスからホストハードウェアレベルで物理的に分離された EC2 インスタンスを必要とする作業負荷に適しています。ハードウェア専有インスタンスを使用すれば、Amazon EC2 コンピューティングインスタンスをハードウェアレベルで確実に分離しながら、オンデマンドの伸縮自在なプロビジョニング、従量課金制といった、AWS クラウドの利点を十分にご活用いただけます。
Amazon EC2 インスタンスには、下記を含む Intel プロセッサの機能が搭載されています。
- Intel AES New Instructions (AES-NI): Intel AES-NI は、Advanced Encryption Standard (AES) アルゴリズムを改良し、より高速のデータ保護、より優れたセキュリティを提供する暗号化の命令セットです。すべての現行世代の EC2 インスタンスは、このプロセッサ機能をサポートしています。
- Intel Advanced Vector Extensions (Intel AVX および Intel AVX2): Intel AVX および Intel AVX2 は、浮動小数点演算を多用するアプリケーション向けに設計された 256 ビットの命令セットの拡張版です。Intel AVX 命令は、画像およびオーディオ/ビデオ処理、科学的シミュレーション、財務分析、3D モデリングや分析などのアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。これらの機能は、HVM AMI で起動したインスタンスでのみ使用可能です。
- Intel Turbo Boost Technology: Intel Turbo Boost Technology は、必要に応じてより高いパフォーマンスを提供します。自動的に定格の動作周波数よりも高速でコアを動作させ、処理速度を高速化します。
どのインスタンスタイプにもすべてのプロセッサ機能が搭載されているわけではありません。各インスタンスタイプに搭載されている機能の詳細については、インスタンスタイプ別マトリックスをご覧ください。
Amazon EC2 を活用すれば、さまざまなインスタンスタイプの設定が可能となり、異なる組み合わせの CPU、メモリ、ディスク、ネットワークがご利用いただけます。新規インスタンスの起動とテストを並行して実行するのは簡単なので、アプリケーション性能を測定して、適切なインスタンスタイプを確認し、アプリケーションアーキテクチャの妥当性を検証することを推奨します。また、厳しい作業負荷およびスケールテストを実行し、意図どおりにアプリケーションがスケール調整できるかを確認することも推奨します。
Amazon EC2 には多数のオプションが用意されています。10 種類の異なるインスタンスタイプがあり、それぞれに 1 つ以上のサイズオプションがあり、アプリケーションのタイプに応じて最適化された 6 つの異なるインスタンスファミリーに分類されています。アプリケーションのパフォーマンステストの開始点として、アプリケーションの要件を評価し、適切なインスタンスファミリーを選択することをお勧めします。アプリケーション性能を評価するには、まず(a)異なるインスタンスファミリーと比較してお使いのアプリケーションのニーズを確認(例えば、アプリケーションがコンピューティングバウンドかメモリバウンドかなど)し、(b)作業負荷を区分して適切なインスタンスサイズを確認します。アプリケーション性能は、下層インフラストラクチャまたはソフトウェアとアーキテクチャ制限により影響される可能性があるため、完全なアプリケーション性能の測定に代わるものはありません。アプリケーションプロファイリング、作業負荷テストツールとサービスの使用を含めた、アプリケーションレベルのテストを推奨します。