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夏真っ盛り! 毎日の水やりを楽しく快適にするアイデア
夏は植物も水をたくさん必要とします。毎日の水やりを快適にして夏のガーデンを楽しみましょう。
舩村佳織
2016年7月23日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
暑い日が続くと夏バテに注意が必要ですが、植物もそれは同じ。暑い中毎日水やりをするのは少しおっくうですが、きれいなお庭を維持するために必要な作業です。そんな水やりを少し楽しく、快適にするためのアイデアをご紹介します。
水やりの基本
植物にとって水は必要不可欠なものです。特に気温が高く、雨が少ない夏の時期は乾燥しやすいので、水やりは重要な作業となります。
水やりは乾いたらたっぷりとあげるのが基本です。少量を頻繁にあげるのは根腐れの原因にもなるのでNG。さっと水をあげただけだと、表面が濡れているように見えても、土中まで浸透してないこともありますので、時間をかけてじっくりと行うのが良い水やりのポイントです。
植物にとって水は必要不可欠なものです。特に気温が高く、雨が少ない夏の時期は乾燥しやすいので、水やりは重要な作業となります。
水やりは乾いたらたっぷりとあげるのが基本です。少量を頻繁にあげるのは根腐れの原因にもなるのでNG。さっと水をあげただけだと、表面が濡れているように見えても、土中まで浸透してないこともありますので、時間をかけてじっくりと行うのが良い水やりのポイントです。
また、季節によって時間帯にも注意しましょう。夏は昼間の暑い時間帯に水やりをすると、土中の水分の温度が上がりすぎて、根が煮えるようになってしまうので、朝の涼しい時間に行うのが良いでしょう。真夏の時期は朝に水をあげても夕方には乾いていることがあるので、状態を見て夕方にも水をあげる必要があります。
これからの季節とても重要な水やり作業。しなくてはとわかっていても、面倒臭い日もありますよね。ここから毎日の水やりを楽しく快適にするアイデアをご紹介いたします。
スペースが小さくても、裏庭やテラスやバルコニーしかなくても大丈夫。コンパクトで美しい緑の空間をつくる15のヒント
これからの季節とても重要な水やり作業。しなくてはとわかっていても、面倒臭い日もありますよね。ここから毎日の水やりを楽しく快適にするアイデアをご紹介いたします。
スペースが小さくても、裏庭やテラスやバルコニーしかなくても大丈夫。コンパクトで美しい緑の空間をつくる15のヒント
ナチュラルな立水栓
枕木や石などの天然素材を使ったナチュラルな立水栓で、フォーカルポイントにもなる水場はいかがでしょうか。使いたくなる素敵な水道があれば、毎日の水やりが楽しくなりそうですね。
既存の水道をリフォームすることや、水道を別の場所に移動させることも可能です。お庭の水回りに悩みがある方は、思い切ってリフォーム計画を練ってみはいかがでしょうか。使い勝手の悩みが解決されると、日常の作業がグンと楽になります。
枕木や石などの天然素材を使ったナチュラルな立水栓で、フォーカルポイントにもなる水場はいかがでしょうか。使いたくなる素敵な水道があれば、毎日の水やりが楽しくなりそうですね。
既存の水道をリフォームすることや、水道を別の場所に移動させることも可能です。お庭の水回りに悩みがある方は、思い切ってリフォーム計画を練ってみはいかがでしょうか。使い勝手の悩みが解決されると、日常の作業がグンと楽になります。
天然素材を使った立水栓におすすめの蛇口は真鍮製のもの。使用していくと金属が酸化し、全体が黒ずんできます。その経年変化の味わいは、木製のデッキなど天然素材と相性抜群です。
ホースを取り付けできるアダプターもあるので、ホースを使った水やりも問題ありません。
ホースを取り付けできるアダプターもあるので、ホースを使った水やりも問題ありません。
水遊びも楽しめそうなシャワー付き
お庭の水道にシャワーも取り付けてはいかがでしょうか。すでに水道がある場所ならば配管を分岐させれば設置が可能です。
お子さんをお庭で水遊びをさせたり、ペットのシャンプーを思いっきりしたり、水やりと水遊びをセットにしてしまうような、夏のお庭ならではの使い方ができそうです。
お庭の水道にシャワーも取り付けてはいかがでしょうか。すでに水道がある場所ならば配管を分岐させれば設置が可能です。
お子さんをお庭で水遊びをさせたり、ペットのシャンプーを思いっきりしたり、水やりと水遊びをセットにしてしまうような、夏のお庭ならではの使い方ができそうです。
キッチンのような水道
こんな作業台が欲しい! と思う園芸ファンも多いのでは? まるで家の中のキッチンのような、作業台と水道が一体となった水場です。道具を収納したり、鉢物の手入れや植え替え作業を行ったり、こまごまとしたお庭での作業をここで行えます。お気に入りの道具を揃えれば、どんどんお庭で作業がしたくなりそうですね。
花や緑とともに美しい景観を演出する、庭づくりの名脇役ツール
こんな作業台が欲しい! と思う園芸ファンも多いのでは? まるで家の中のキッチンのような、作業台と水道が一体となった水場です。道具を収納したり、鉢物の手入れや植え替え作業を行ったり、こまごまとしたお庭での作業をここで行えます。お気に入りの道具を揃えれば、どんどんお庭で作業がしたくなりそうですね。
花や緑とともに美しい景観を演出する、庭づくりの名脇役ツール
かわいい作業台にぴったりなのは、ジャンクな風合いのブリキのじょうろ。じょうろなんて100円ショップでも売ってるし……なんて思わずに、奮発してお気に入りの道具を揃えてみましょう。使いたくなる道具が日々の作業を楽しくしてくれます。
植物の数が多くないのであれば、水やりはじょうろで十分。素敵なツールはお庭に置いているだけで絵になります。
植物の数が多くないのであれば、水やりはじょうろで十分。素敵なツールはお庭に置いているだけで絵になります。
忙しい方におすすめしたい、自動潅水システム
毎日忙しい方や長期で家を空ける方には自動潅水システムがおすすめです。タイマーを使用して毎日決まった時間に水やりが行われるように設定することができます。
この画像は植栽スペースに穴の空いたチューブを這わせ、そこから水を滴下するドリップ式のもの。葉や花に水が当たらずに、直接土に水が染み込んでいくため、確実に水やりを行うことができます。
構造上埋設することができないので、見た目が少々難ありですが、植物が生い茂るとあまり気になりません。
毎日忙しい方や長期で家を空ける方には自動潅水システムがおすすめです。タイマーを使用して毎日決まった時間に水やりが行われるように設定することができます。
この画像は植栽スペースに穴の空いたチューブを這わせ、そこから水を滴下するドリップ式のもの。葉や花に水が当たらずに、直接土に水が染み込んでいくため、確実に水やりを行うことができます。
構造上埋設することができないので、見た目が少々難ありですが、植物が生い茂るとあまり気になりません。
芝生や広範囲に散水が必要な方にはスプリンクラーがおすすめ。こちらもタイマーを設置して使うことができます。スプリンクラーを中心とした円に水を撒くので、庭の形状に合わせていくつか設置して全体に水が行き渡るように計画しましょう。
スプリンクラーは本格的に埋設で設置するとかなりの費用が掛かってしまいますが、ホースにつないで使えるスプリンクラーを利用すれば、簡単に設置が可能です。水の届く範囲を確認しながら位置を動かせるので、調整もしやすいです。水やりが大変な時期だけ、長期不在の間だけ、など臨時の水やりとしての使いやすいです。
雨水タンクを利用
水道代の節約やエコに興味がある方は、雨水タンクの利用を考えてみてはいかがでしょうか。雨水タンクは雨樋を流れる水を集水して貯めておくもので、飲料水にはなりませんが、水やりや掃除用の水に使うことが可能です。インフラが機能しなくなるような災害時には生活用水として使うこともできるので、防災の観点からも価値があります。
下水道に流れる水を減らすことにより洪水の抑止効果があることや、上水の節約になるため、助成金を実施している自治体もあります。
水道代の節約やエコに興味がある方は、雨水タンクの利用を考えてみてはいかがでしょうか。雨水タンクは雨樋を流れる水を集水して貯めておくもので、飲料水にはなりませんが、水やりや掃除用の水に使うことが可能です。インフラが機能しなくなるような災害時には生活用水として使うこともできるので、防災の観点からも価値があります。
下水道に流れる水を減らすことにより洪水の抑止効果があることや、上水の節約になるため、助成金を実施している自治体もあります。
雨水タンクはポリエチレン製のものが主流ですが、耐久性のあるステンレス製もあります。また意匠にこだわりたいならば、木製のものやテラコッタ製のものもあるので、予算や庭のデザインに応じてぴったりのものを見つけてみてください。
設置には雨樋との連結作業が必要になるので、販売店や施工業者に相談するのが安心です。
設置には雨樋との連結作業が必要になるので、販売店や施工業者に相談するのが安心です。
ホースの収納問題
水やりに必須のホース。片付けにくいし見た目もごちゃっとしてしまってあまりキレイではないし、扱いに困ってしまう存在ですよね。
ホース専用の収納容器を用意して、蓋をしてしまえばごちゃごちゃホースは見えません。こだわりの容器を見つければ、お庭に彩りを添えるアイテムの1つになります。
水やりに必須のホース。片付けにくいし見た目もごちゃっとしてしまってあまりキレイではないし、扱いに困ってしまう存在ですよね。
ホース専用の収納容器を用意して、蓋をしてしまえばごちゃごちゃホースは見えません。こだわりの容器を見つければ、お庭に彩りを添えるアイテムの1つになります。
ホースはいちいち巻いたりせずに、ぱっと使ってぱっと片付けたい!という方には、バネ状になっているホースで簡単収納がおすすめ。蛇口の下にホースを置けるスペースがあれば、いちいちどこかに片付けなくても気になりません。
容器を置くスペースが無い方は、ホースを丸めて掛けるとすっきりします。いつも見える置き方になるので、お庭に合わせたホースの色を選んでみましょう。こちらはよくある緑のホースではなく、黒いシックなものを。ホースをかけておくためのポールも同色でまとめれば、スマートな水場のできあがりです。
こちらのホースはブリキを使ったシャビーな雰囲気に合わせてグレーのものをチョイス。主張しすぎず庭に馴染んでいますね。
アンティークが飾られているようなお庭には、ホースも落ち着いた色味を選びたいです。
アンティークが飾られているようなお庭には、ホースも落ち着いた色味を選びたいです。
ホースで水やりをするときに、引っ張ったホースが花壇の中の入ってしまって花を折ってしまったり傷めてしまった経験はありませんか? そんなときはホースガードを使ってみましょう。ホースが花壇に入りそうな場所(角や曲がった場所)に立てて、ホースが花壇に侵入するのを止めるためのものです。カエルや動物の形をしたユニークなもので、お庭にユーモアを添えて楽しんでみましょう。
暑い時期、どうしてもやらなくてはいけない水やり。少しでも楽しく快適に行ってもらえたら嬉しいです。
水やりをすると、庭はしっとりと濡れて美しく輝き始めます。水やりをした人だけが楽しめる景色をごほうびに、厳しい夏を乗り切ってください!
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