中世以来の歴史がある東京都千代田区

東京都千代田区は東には東京駅があり、西側には皇居があって旧江戸城の外濠と内濠がある地域です。

東京都の23区内にありながらも、江戸時代から受け継がれてきた自然と歴史遺産に恵まれています。

a01 (60)

 

東京駅には丸の内口と八重洲口があります。八重洲側は中央区ですが、丸の内は千代田区になります。
東京駅丸の内駅舎は1914年に竣工しました。赤煉瓦と花崗岩を組み合わせた建築様式は、設計者の名前を取って辰野式クラシックと呼ばれます。皇居から東京駅へは一直線に伸びる行幸通りがあり、丸ビルと新丸ビルが門のような景観を形作っています。

皇居には鉄橋の二重橋と2連アーチの石橋があり、千代田区を代表する美しい景観として親しまれています。千鳥ケ淵は東京都内では特に有名な桜の名所です。現在の皇居の石垣と濠は、徳川幕府の時代に大規模な土木工事を行って作られたものです。

太田道灌が中世の時代に江戸城を築いたばかりのころは、海沿いの湿地帯と武蔵野台地が対照的な地形でした。関東ローム層の赤土がむき出しになっていたところには、後に急峻な勾配がある石垣が築かれました。

千代田区内を南北に通過する内堀通りは、皇居の東側にあって東京駅の前を通過します。内堀通り沿いには気象庁をはじめとする官庁があります。