A&R

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A&R(エーアンドアール)はレコード会社における職務の一つ。Artists and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー)の略。アーティストの発掘・契約・育成とそのアーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作を担当する。

実際には上記の職務だけでなく企画、制作、宣伝に至るまでレコード会社の業務全般に幅広く責任者として携わる。[要出典]

直接制作を行なわない場合や、制作部門を持たないレコード会社のA&Rは芸能事務所などの第三者が制作した原盤の発掘・契約と宣伝に携わる。逆に製造・流通部門を持たないレーベル型のレコード会社や芸能事務所(音楽プロダクション)のA&Rはアーティストの発掘・育成と制作、宣伝に携わる。現在はこのようなスタイルが主流になっている。[要出典]

A&Rは基本的にはレコード会社の社員が務めるが、フリーのA&Rも存在する。

ディレクターとは、各楽曲やアルバム単位での制作進行などの現場監督を行う職種であり、厳密に言えばA&Rとは違うが、日本では狭義でほぼ同義ととらえられている。[要出典]もし、区分けをするのなら、A&Rはレーベル側で予算の執行権利を持っているが、ディレクターは原盤側スタッフではあっても予算の獲得をする立場ではないということになろう。[要出典]

西川貴教は「(自身もデビューしてから)マネージャーとレコード会社の担当との三人四脚で困難を乗り越えた」と語っている[1]

脚注[編集]

  1. ^ 「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」特集、西川貴教インタビュー (2/3) ナタリー 2016年8月20日。

関連項目[編集]