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アルファロメオ ジュリア

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GQがお届けする「アルファロメオ ジュリア」に関する記事ページです。

■概要
アルファロメオ ジュリアとは、1950年ごろにヒットした初代ジュリエッタの後継車になるように開発され、小型軽量で車体にはスポーツカーレベルのDOHCエンジンを搭載した。小型車でありながら、高性能、スポーティであることで大変人気であった。新型車ということで登場したのが社内デザインの4ドアセダンのベルリーナだけで、クーペスプリント2種または、オープンモデルのスパイダーは、先代の初代ジュリエッタのマイナーチェンジ版であった。1963年9月ではベルトーネ社にいるチーフスタイリスト・ジョルジェット・ジウジアーロがデザインを担当した2ドアクーペであるスプリントGT系が誕生した。GT系はベルリーナを超える好評であり、スポーツカーの歴史で1960年代を代表する一つとなっている。シャシーは別物でありながら、レーシングモデルのTZ・TZもジュリアという名で冠された。

■沿革
TIとは一番初めに登場をしたジュリアである。TIとは、Turismo Internazionaleの略称であり、国際ツーリングカーレースを意味する。すこし後に、TIスーパーやスーパーが追加された。このことで1600ccの基本モデルだということをはっきり位置付けた。DOHCエンジンはさらに、早々に5速ギアボックスが標準で装備され、単純な箱のように思われがちな車体であるがその当時は珍しかった風洞実験を採用しデザインされるなどして、ジュリアには当時の最先端技術を注ぎ込んでいたのだ。

■日本での様相
アルファロメオ ジュリアは日本でもとても人気が高く、総代理であった伊藤忠オートがアルファロメオの輸入代理店になった。その直後、1963年頃から1975年頃まで、比較的に多数の車が輸入された。GTAはごく少数であるが、こちらも輸入された。数年経った後もGT系を中心に、多数の中古車がヒストリックカーとして並行輸入された。初期の「段付き」は特に人気が高かった。

■シリーズ車種特徴
アルファロメオ ジュリアはというと、リア駆動、または4輪駆動では今までにはなかった新しいモデルだ。搭載された510PSの6気筒エンジンは、フェラーリのテクノロジーにインスピレーションを受けたという。毎時0-100kmの加速は3.9秒で極めて速い。50:50の前後重量配分または、軽量化を実現したボディによって、ハンドリングも優秀である。エクステリアは、まさにイタリアデザインの真髄ともいえる。オーバリングはとても短く、フロントウィングとボンネットは長い。他の特徴は、駆動輪上に収めることのできるパッセンジャー・コンパートメントや力強いリアウィングだ。軽量化されたボディ(ルーフ・プロペラシャフト、ボンネット)には、炭素繊維が、他のコンポーネント(エンジン、サスペンション、ブレーキ、ドアやウィング)にはアルミが使用されている。こうした軽量化されたことによって、パワーウェイトレシオが3kg/hpを切っている。フェラーリ出身のエンジニアによってエンジンがチューニングされ、気筒休止システムなどにより、燃費も優れている上にハイパワーを発揮する。

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