感染症といっても様々な感染経路があります。接触感染や飛沫感染、経口感染、血液感染など恐ろしいウイルスがあります。当サイトでは感染しないための予防方法や治療方法など詳しくご紹介していきます。

甲状腺に起こる感染症とクリニックでの治療とは?

 甲状腺の病気にには大きく分けて2つの種類に分けられます。1つ目は甲状腺に腫瘍ができるもので、この腫瘍は良性と悪性に分けられます。もう1つが甲状腺のホルモン分泌の異常による病気です。この2つがおもな病気ですが、実は細菌に感染する事によって起こる感染症もあります。
 甲状腺に細菌が入り感染症を起こす病気としてあげられるのが急性化膿性甲状腺炎です。この病気は小学生以下の子供に多い病気で、細菌感染によって甲状腺やその周辺に起こる急性炎症です。症状としては腫れや痛み、発熱などが挙げられます。食事を摂ったり唾液を呑み込む際に強烈な痛みを有するのが特徴となります。
 原因としては上気道炎に引き続き、下咽頭を介して細菌が入り込む事によって感染症が引き起こされます。根本的な原因として下咽頭から甲状腺に向かって生まれつき細い管がある事が原因でそこから細菌が入り感染症が引き起こされます。この細い管を摘出する事によって炎症が再発する恐れはなくなります。
 この病気を発症した場合はクリニックでの検査では血液検査を行い、CRP陽性という炎症の検査や白血球増加、赤沈亢進の検査を行います。再発の場合はクリニックでバリウムを飲み咽頭食道透視のレントゲン検査を行い細い管を確認します。そして、細い管があった場合摘出手術を行います。管を完全に摘出しないと炎症が再発する恐れがあり、神経を傷つけると声がかすれる恐れがあるためこの手術は技術のいる手術となります。そのため、手術を受ける場合は実績のある医師を探して行うのをおすすめします。急性化膿性甲状腺炎になった場合はすぐにクリニックに受診し、頻繁に再発する場合は手術を検討してみてはいかがでしょうか。