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用語集

やや難しいと思われる言葉を集めました。ページをご覧の際に「?」を感じたら、こちらで解消してください。

旗の種類について

安全旗

大正時代に日本で初めて行われた労働環境改善運動、「安全週間」のシンボルマークとして採用された旗。現在でも工場や工事現場で広く使われている。基本デザインは白字に緑十字。十字はヨーロッパでは仁愛、東洋では福・徳が集まるところの象徴とされ、労働災害根絶の願いが込められている。

安全衛生旗

白地に緑十字の「安全旗」、緑地に白十字の「労働衛生旗」が1960年代まで併存。やがて安全と衛生とは密接な関係があるという議論から、中央労働災害防止協会が両者のデザインを一本化。緑地に白十字を置き、さらにその中へ緑十字を配した「安全衛生旗」が誕生した。

タペストリー

簡単にいうと、布製の壁飾り。歴史的には工芸品として伝えられ、フランスのゴブラン織り、エジプトのコプト織り、京都西陣の綴織りなどもタペストリーの一種。現代では広告ツールとしての利用がもっぱら。他の幕・旗類との目立った違いは飾り方にある。生地上辺に棒を通し、上から垂らすのがタペストリー。ただし、必ずしも明確に定義付けされているわけではない。同じ形状の幕・旗類でもサイトによって呼び方が異なる場合もある。名前を頼りにするより利用目的に合わせた商品選びが大切。

生地について

テトロンポンヂ

ポリエステル系の化学繊維からは用途に合わせて各種生地が派生しており、「テトロンポンヂ」もそのひとつ。細い糸で織られているために薄手。風によくなびきながらも丈夫。片面へのシルクスクリーン印刷により、裏までしっかり染めぬかれることから、低価格での加工が可能。旗・のぼり類に好んで使われる生地。

テトロンツイル

ポリエステル生地。テトロンポンヂよりやや厚く、糸を緻密に織り上げることで耐久性を獲得。表面は自然な肌合い、高級感がある。綿生地よりシワができにくいのも特長。テトロンポンヂほど裏抜けしないので、あえて両面印刷。そうすることで、デザインの色乗りを鮮やかに印象させるという効果が生まれる。風にはためく手旗・フラッグにおすすめの生地。

テトロントロピカル

ポリエステル100%の合成繊維。色のり鮮やか、光沢もよい。糸の太さはテトロンポンヂの2倍あり、肉厚。ただし雨風への耐久性が完璧とはいえず、長期にわたる屋外飾りには不向き。室内飾り、商店街などで一定期間飾るイベント用、閉店後に撤収する店舗のウィンドー飾りにおすすめ。

テトロントロマット

テトロントロピカルよりも厚くコシを感じる生地です。風になびく事はあまりありませんが、重厚感があり、国旗制作などに使用した際は、威厳を感じる生地です。

エクスラン

アクリル合成繊維の商標名。やわらかくなめらか。綿や羊毛に限りなく近い肌ざわり。編目が粗いため、風に対して美しくなびくのが特長。社旗や国旗、安全旗など、ポールに掲揚して飾るタイプの旗には、この生地が多く使用されている。

天竺木綿

厚手でしっかりとした綿生地。ザックリとした質感。旗以外にシーツ・Tシャツ・テーブルクロス・のれんなどにも用いられている。もともとインド(=天竺)から輸入されることが多かったため、この名前がついたともいわれている。

シャークスキン

表面にやや光沢感のある綿素材。太い糸が用いられるので、厚みがあり、旗以外にのれんなどでも多く使用される生地。見た目がサメの肌のようなので、この名称がついた。

印刷について

昇華転写印刷

インクを転写紙に印字してから、プリントしたい生地と合わせ、全体をプレス機で加熱。こうすることで気化させたインクを、生地の分子と分子との隙間に浸透させる印刷方法。インクが生地とほぼ同化するので、摩耗に強いのが特長の一つ。フラッグ・手旗のベストプライスではダイレクト印刷、シルクスクリーン印刷のメリットともくらべながら、最適な印刷方法をお客様にご提案します。

ダイレクト印刷

通常の印刷は「デザインデータ→製版→刷版→印刷」という流れ。これに対してダイレクト印刷は「デザインデータ→刷版→印刷」の流れ。製版が省かれるのでコストもおさえられ、納期も短縮可能だが、枚数やデザインによっては、昇華転写印刷を選んだほうがよい場合もある。フラッグ・手旗のベストプライスでは昇華転写印刷、シルクスクリーン印刷のメリットともくらべながら、最適な印刷方法をお客様にご提案します。

シルクスクリーン印刷

木枠にシルクを張り、印刷物にインクを刷り込む方法。現代ではシルクのかわりにナイロンなどの繊維を使うのが一般的。そのため単に「スクリーン印刷」と呼ばれることが多い。特長は、あらゆる素材へ色彩豊富な印刷が可能なこと。フラッグ・手旗のベストプライスでは昇華転写印刷、ダイレクト印刷のメリットともくらべながら、最適な印刷方法をお客様にご提案します。

仕立てについて

棒袋

生地の上辺、あるいは上下両辺にパイプをさして吊り下げるとき、パイプ穴として袋縫いしたものをこう呼ぶ。タペストリーなどの店内装飾用には、この方法がおすすめ。

ハトメ

生地の各所に穴をあけ、縁を金属の輪で補強する方法。鳩の目に見立ててこの名がある。取り付ける際は各ハトメにロープを通し、壁のしかるべき突起物に結わいつけるのが一般的。四隅だけではなく多めにつければ、強風による「ちぎれ」「落下」を避けられて便利。

挟みレザー当て

ハトメを加工する際に生地の強度を上げるための補強のひとつ。肉厚のレザーで生地を挟み込むように当てる。

裏レザー当て

ハトメを加工する際に生地の強度を上げるための補強のひとつ。肉厚のレザーをデザインが崩れないように生地の裏のみに当てる。

フリンジ

房状の縁飾り。生地の端の糸・紐を束ねたもの。現代では別の糸・紐を装飾用に取り付けることが多い。特殊な素材を使い、作業時間を費やすことから、通常の製法より高価になる。旗の他にもテーブルクロースなどに使われる。

2枚継ぎ

旗のサイズが印刷機の限界を超える大判の場合、2枚にわけて印刷してから、つなぎあわせることがある。これを「2枚継ぎ」と呼ぶ。フラッグ・手旗のベストプライスでは、ご希望のサイズが2枚継ぎになる場合は、お見積の段階でご連絡差し上げます。

防炎加工

旗の仕立てを完成させたのち、有機リン化合物などの防炎加工剤で処理。火を近づけても焦げる程度で、すぐには燃え広がらないようにすること。商業施設に関連する場所などでは、防炎加工をほどこされ、防炎シールを貼られたものでないと設置できないケースが増えている。

ヒートカット

ポリエステル系の旗やフラッグの生地を裁断する際、熱でカットする事により、裁断と同時に解れなどを防止する加工を施す事を言います。

付属品について

旗止めパッカー

手旗・フラッグの袋縫いした部分にパイプを通す際、クリップのように上から押さえつけて固定し、生地がまくれないようにするための部品。

マウス

タペストリーなどの旗をガラス、壁面に設置するための部品。パイプ部分を袋縫いした旗の上辺に通し、根元の吸盤を壁に取り付ける仕掛け。吸盤は3個付属。

チューチューハンガー

マウス同様、タペストリーなどの旗をガラス、壁面に設置するための部品。パイプ部分を袋縫いした旗の上辺に通し、根元の吸盤を壁に取り付けて使う。パイプ部分は地面に対して水平に折りたためるので、使用しないときは邪魔にならないという利点がある。

デザイン関連について

Illustrator

印刷・プリントの業界で、標準使用されているグラフィックソフト。フラッグ・手旗のベストプライスでもデザインのご依頼をいただく際、このソフトで作成されたデータでのご入稿をお願いしています。

PDF

Portable Document Format の略。アドビシステムズ社が開発したファイルフォーマット。レイアウト用のソフトで制作した文書をコンピューター間で共有することができ、もともとのイメージをかなり正確に再現できるのが強み。

DIC

大日本インキ化学工業が出版する色見本帳のこと。同社の商標登録。フラッグ・手旗のベストプライスでも、このDICカラー番号に基づきながら、お客様とデザインの色合わせを行います。

CMYK

入稿するデザインデータに適応していただきたい、色設定の事で、印刷の場合はCMYKでの制作をお願いしております。RGBで制作してしまった場合は、変換していただく事が望ましいです。

入稿

旗のデザインデータを弊社に送って頂く際に用いられてる用語です。データ上のデザインも手書きの原稿も、こちらに送って頂く際には入稿と呼んでおります。

Photoshop

adobe社の販売するグラフィック系PCソフトです。これらのソフトをお持ちの場合はデータを入稿していただくことにより、よりお客様の意図したデザインの製品を製作することが可能ですが、フラッグ・手旗のベストプライスにて入稿する場合は別途デザイン料金がかかります。

JPEG/jpg

画像データを圧縮する方式の一つです。静止画フォーマットの中でも最も一般的に使用されています。フルカラーに対応し、写真のデータに最適です。