失敗しない複合機選び~大切なポイントはこれ!~ TOP
「複合機」とは、プリンタにスキャナやFAXなど複数の機能を統合したモデルのことです。オールインワンプリンターとも呼ばれるものです。
主として、インクジェット複合機とカラー複合機があります。カラー複合機は業務用が多いので、個人で使うにはインクジェット複合機がおすすめです。
複合機はそれ1台だけでいろいろな機能を利用できるうえに、プリンタ、スキャナ、FAXそれぞれを単体で購入するより安く、また、設置スペースも小さくて済みますから、近頃ではとても人気があります。
一台ですべてをこなすので、配線も少なくなるなどメリットは多いのですが、一つの機能が壊れて修理に出すと、全ての機能が使えない、また、部分的に買い替えができない、などのデメリットもあります。
一般的にはプリンタにスキャナを搭載したタイプの製品が多いようですね。
本体上部のフタを開けるとスキャン用の読み取り装置がついている形態を多く見かけます。
また、パソコンを通すことなく、インクジェット複合機単体で直接プリントアウトするコピー機能が利用可能となっているものと、パソコンにいったん取り込んでからプリントするタイプがあります。
他には、電話回線と接続することによってFAXとして送受信することができるタイプの複合機もあります。スキャナで読み取った原稿を直接、FAXすることができます。
複合機の種類
オフィス向け大型製品では、複合機の基本機能に加えてハイスピード化、ネットワーク対応などといった機能を搭載して、ビジネスで扱うデータを効率よく取り扱うことができるように工夫されています。
また、小ロット印刷向けに、製本機能が充実した大型機も、各社から発売されているようです。
その他には、スモールオフィス向けの小型カラープリンタもあります。カラープリンタとスキャナ機能の組み合わせによるパーソナル複合機ですが、大型機種に比べると印刷スピードが遅くて大量の印刷に向かない、耐久力が低くてコピーチャージがないため、意外とコストパフォーマンスが悪いようです。
家庭向けやスモールオフィス(SOHO)向けとしては、カラープリンタにスキャナやファクス機能などを追加した安価な製品が出回っています。
メモリカードスロット・USB端子が装備され、デジカメで撮影した画像を直接印刷できる、カードドライブとして使用できる、等の製品があります。
最近のプリンタ・複合機について
PCの周辺機器として必須のプリンタ・複合機ですが、これまでは大きくかさばるために設置場所に困るのが実情でした。
最近ではインテリア性を考えてデザインを重視したモデルや、スタイリッシュなカラーバリエーションも登場して、リビングにも設置するのに抵抗がなくなってきました。
無線・有線LAN対応モデルも充実していますし、モバイルノートだけでなくiPhoneやAndroid端末などからの印刷も手軽にできるようになってきたようです。
複合機といえば、「印刷機能」と「スキャン機能」が重要なわけですが、最新のモデルでは、それほど優劣の差はないようです。ですから、特徴とされるものは「スタイル」や「プラスアルファ」の機能となるでしょう。
例えば、大画面液晶搭載などによる「操作のしやすさ」や「有線・無線LAN機能」「『美白』などの画質補正機能」「メモリーカードからのダイレクト印刷」「CD/DVDラベル印刷」などがそれに当たります。これらはメーカーによる得意分野、独自機能によるものが多いので、どのメーカーが何を得意としているのか、調べてみることをお勧めします。
どこで、どのような目的で使用するのか、何が必要なのか、目的に合った機種を選ぶようにするとよいでしょう。