ドライブトレインからの異音の注意

ドライブトレインとは、エンジンで生み出された動力をタイヤにまで伝達する一連の機構のことで、トランスミッション、プロペラシャフト、ディファレンシャルギア、ドライブシャフトなどが含まれます。これらは、車の推進力を担う重要な部品であり、精密さや品質によって動力の伝達効率や静音性が左右されます。


これらの部品に異常があった場合、走行中に異音が発生します。この異音には、「ゴー」という比較的低い音が響きだし、速度の変化によって変化する特徴をもっているものがあります。また、低速時の「ピー」とい笛を吹いたような音や、中低速時の「ガタガタ」音も、駆動系の異常による場合があります。
駆動系の異音の発生原因として主なものは、ギアの摩耗によるものです。しかし、中には人が異音を気にせずに走り続けられる人もあります。摩耗したギアで走り続けると、ギア受けまで摩耗して、修理が大変になります。
もしも走行中に何らかの異音を感じたら、速やかにディーラーや整備工場で点検及び修理をしてもらうことが大切です。車の部品でも特に重要な部分であり、素人が修理できるものではありません。大きな事故につながる前に、必ず資格を持った整備士の方に見てもらってください。