食器棚のガラス修理の方法について
食器棚は毎日開け閉めをする場所であり、また、キッチンは動きの多い場所です。そのため食器棚の戸のガラスが割れてしまうことは比較的よくあるトラブルと言えます。
ガラスが割れてしまった時にまず最初にしなければいけないことは、危険を取り除くことです。小さな割れだと思っても、床に小さな破片が落ちていることもあります。素足や靴下のまま片付けず、スリッパや、できれば靴などを履いて作業をすることが大切です。大きな破片が落ちているような時は、軍手などの手袋をして片付けます。小さな破片は掃除機で吸い取ります。
その後、割れ方により対策をします。小さなヒビの場合は、大したことがないと考えそのままにしてしまいがちですが、ヒビが入ってしまったガラスは想像以上にもろくなっていることがあります。毎日の開け閉めでヒビが拡大したり、突然割れて崩れたりしては大変危険です。そのため、小さなヒビでもテープや接着剤で補強しておく必要があります。その際にはガラス修理専用のテープや接着剤が便利です。ホームセンターなどで手に入りますので、割れの状態などに合わせて適切なものを選ぶと良いでしょう。
ヒビの修理でテープを使用する場合はヒビ全体を完全に覆えるようにテープを貼るのがポイントです。強度が心配な場合は角度を変えたテープを何枚か重ねると安心です。
ガラスが大きく割れてしまった場合は、テープや接着剤での修理は難しくなります。応急処置としては、段ボールなどの板状のものでガラスを挟んで、ガムテープなどで固定しておく方法があります。しかし、割れてしまったガラスは小さな衝撃でさらに割れてしまうことがあるため、食器棚のように開閉が多い箇所では、この方法はあくまでも応急処置と考え、なるべく早く専門の業者へ依頼し、ガラス交換するほうが良いでしょう。
また、ガラスが全て落ちてしまった場合は、片付けさえ安全にできれば使用時に危険ということはありません。しかし、見た目の問題やほこりが入りやすい、地震の際に食器がすぐに飛び出してきてしまう可能性がある、といったことなどを考えると新たにガラスを入れたほうが安心できるのではないでしょうか。その際はやはり専門の業者へ依頼する必要があります。
また、自分で簡易的に修理をするのであれば、ホームセンターで透明のアクリル板などを購入し、固定する方法などもあります。アクリル板は手軽で安全なので、業者に依頼するほどでもないという方にはおすすめです。