即効性

プラセンタが保険適用される場合とは

通常、私たちがドラッグストアや通販サイトで購入するプラセンタの健康食品や美容食品は、豚や馬由来の胎盤エキスを利用したものです。
美容や健康目的に利用するものですが、このほかに、医療分野で治療に利用される場合や、美容目的で行う注射があります。
注射の場合は、人の胎盤から抽出したエキス「ヒトプラセンタエキス」を利用します。
ヒトプラセンタエキスは医療機関以外で利用できません。

医療機関でヒトプラセンタエキスの注射を行う場合、保険適用となる場合とならない場合があります。
疾患や症状などがあり、医師がプラセンタ注射が必要と判断するかどうかで保険適用となるかならないかが決まります。
一般的には肝臓疾患、例えば肝機能障害・肝炎・肝硬変についてはどこのクリニックでも保険適用の治療としているようです。
閉経時の女性に訪れる事が多い更年期障害や、出産後の乳汁分泌に関しても保険適用となるクリニックが多いのでは、中には、保険適用としないというクリニックもあるので必ず確認してください。

ここで一つ注意点があります。
保険適用とされた注射でも保険適用条件というものがあります。
この条件に沿った頻度以上に注射を受けた場合や、条件に沿った容量以上の注射を受けた場合、超過した部分に関しては保険適用外の金額になります。
そのため、保険適用なのに金額が高くなっていると疑問に感じる方も出てきます。
保険適用には条件があり、注射を受ける方の状態によって医師が保険適用以上の容量、頻度が必要と判断した場合、超過分が保険適用外となることもあると理解しておきましょう。

基本的に、病気、若しくは病気によって症状が重く胎盤エキスを利用した治療が必要かどうか、ということが保険適用となるのかどうかの判断につながります。
この判断は医師によるものですが、肝臓疾患や糖尿病などの確固たる病気の場合、通常、保険適用となると考えていていいでしょう。
更年期障害の場合、病気という事ではなく一連の症状を総合したものが更年期障害と呼ばれているため、医師の判断によって保険適用にならないことも出てきます。
更年期障害や乳汁分泌に関して保険適用のプラセンタ注射を受けたいと思う場合、婦人科での治療であれば、保険適用となる事が多いようです。