2011.10.27　情報プレゼンター「とくダネ！」　中野剛志氏出演 TPP環太平洋経済連携協定をみんなでおさらいしていきましょう。 この頃より警鐘を鳴らし続けている人達が居ることにも注目して行きたいものです。 TPPの何がダメか参加するとどうなるのか「とくダネ！」スタッフと中野剛志氏が短時間ながらも解説してくれます。 交渉対象の21分野、以下のすべての分野で自由化を目指すＴＰＰ。 物品関税・原産地規則・食品検疫・安全規格・貿易救済・政府調達・知的財産・越境サービス・商用者移動・金融・電気通信・電子商取引・投資・環境・労働基準・貿易手続き・制度的事項・紛争解決・協力・競争政策・横断的事項。 前原大臣（当時）の『GDPが2.7兆円増加する』と発言紹介されています。 これは実は10年間累積での数字であり10年間でGDPが2.7兆円押し上げられると云うものです。 日本の年間GDPは約530兆円、仮に10年で5500兆円に対して2.7兆円押し上がるとした場合。 GDPの押し上げは僅かに約0.05％である。 その押し上げられた僅かな数字は不況にあえぐ日本の中流層へ届くとは到底思われない。 米韓FTAで喰われた韓国の二の舞になってはいけない。 TPPはFTAの環太平洋バージョンであり明らかに日本を標的としたものだからである。 参加国のシェアは日本21.8％、米国69.7％、両国だけで90％を越える。 これでは米国が日本の市場を穫るためだけのTPPである。 日本の制度やルールを『改革』と称して米国に有利に変えさせるのがTPPである。 2012.12.26 第二次安倍内閣成立、以降アベノミクス、デフレ脱却政策によって景気回復の気運は高まってきた。 2013.02.23 日米首脳会談では国内景気の回復が不充分なままTPP交渉の参加テーブルに着くことが決まった。 2013.02.25 政府はＴＰＰに参加した場合、輸出の増加を通じてGDPを3兆円超押し上げるとの新たな統一試算を近く公表する、と発表した。 これも10年間での数字なら先の計算に当てはめるとGDPの底上げは約0.055％である。

• published: 25 Feb 2013
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