HIKARU FUJII 藤井光 美術家/映画監督

No.66 2011-1-17 

 

1. 音読式映像ワークショップ
2. CCD PLATFORM 003 “art is art is art”
3. 検証:日本のメディアアクティビズム
4. 映像とワークショップのあり方を考えるシンポジウム
……………………………………………………………………………………………………………………

1. 音読式映像ワークショップ

本の音読と映像撮影を組み合わせたワークショップです。フランコ・ベラ
ルディ(ビフォ)『プレカリアートの詩――記号資本主義の精神病理学』
(河出書房新社)第四章「今日オートノミーとはなんであるか?」の音読
を行いながら、その様子を映像に記録していきます。

映像ワークショップ :藤井光(美術作家)
読書会メディエーター:櫻田和也(翻訳者)

【日時】2011年2月5日(土)12:30-14:30
【場所】コーポ北加賀屋(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)
【主催】NPO remo [記録と表現とメディアのための組織]
【申込】 info@remo.or.jp
【予約】先着順(5名程度、1月20日までにお申込ください)

http://www.remo.or.jp/ja/
……………………………………………………………………………………………………………………

2. CCD PLATFORM 003 “art is art is art”

CCD PLATFORMでは、CCD(コミュニティ・カルチュラル・デヴェロッ
プメント)の語義に着目し、社会的マイノリティのためのアートや地域の
ためのアートについて考え、討議する場を設けてきました。これまでにト
ーク・イベントを2回開催し、主に地域振興型のアート・プロジェクトに
ついて考えてきました。役割を与えられたアートと条件を背負ったアーテ
ィストの姿勢や、そもそもなぜアートである必要があるのか、という疑問
が生まれました。

アートが社会とかかわるときに浮かび上がる疑問や違和感は一体何か?ア
ートとは非現実の世界に誘うものなのか?現実の社会を受け止めるための
きっかけなの?アートの多様性とアーティストの可能性を模索しながら、
コミュニティの問題を共有するために、あるいは問題意識を見直すために、
本当の意味でアートができることとは何なのか考え、パネリストと女子美
生を交えての討議を行います。

パネリスト:藤井光(アーティスト)
杉田敦 (美術批評)

【日時】2011年1月19日(水)18:20-20:00
【場所】女子美術大学 相模原キャンパス 1214教室

http://www.joshibi.net/outreach/gsgp/
……………………………………………………………………………………………………………………

3. 検証:日本のメディアアクティビズム
第6回:ネットでの動画配信の発展と課題

2001年9月11日以降にアメリカが起こした「対テロ」戦争の経過とともに、
抵抗する側からのインターネットを使った動画配信はその展開を加速させ
た。この回では、それらの成立過程から現在までに起きたネットでの動画
配信をめぐるさまざまな出来事を振り返る。また、昨今広がっているUST
REAMなどの ネットによる動画配信の展開をみながら、メディアと運動を
めぐる現在を話し合う。

トーク:山川宗則(Media Champon)
藤井光(映像ディレクター・美術家)
川井拓也(ヒマナイヌ)
小林アツシ(映像ディレクター・ビデオアクト反戦プロジェクトスタッフ)
進行 :細谷修平(Media Champon)

【日時】2011年1月26日(水)19:00-21:30
【場所】素人の乱・12号店
【住所】杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F(奥の部屋)

http://martable.blogspot.com/
……………………………………………………………………………………………………………………

4. 映像とワークショップのあり方を考えるシンポジウム
「映像の強度〈マグニチュード〉へ」

ニューヨーク世界貿易センタービル崩壊という強烈な視覚的・同時代的経
験により幕開けを迎えた21世紀も、はや10年。20世紀前夜リュミエール
兄弟らの「発明」以来、映像の記録・再現技術が一般化した100年を超え
て、わたしたちは映像のますます氾濫する時代をどのように舵取りできる
でしょうか。

おそらくは、そのような問題意識を背景として、とりわけ携帯端末の動画
撮影機能や動画共有サイトの普及した今世紀にはいり「映像ワークショッ
プ」といわれる様々の試みが全国各地で広く行われるようになりました。
しかし、デジタル編集・制作システムを学ぶ技能講習から、映像の読み書
きをまなぶメディア・リテラシー教育、子どもたちによるストップ・モー
ションのアニメーション作りに至るまで、ひとくちに「映像」ワークショ
ップといえども、その目的も方法にも様々なかたちがみられます。

remoでは本年度、こうした時代に能動的な行為として映像にかかわる身体
づくりの方法=映像ワークショップという手法に着目して調査研究を行っ
てきました。その結果、たんに映像制作が可能となるような撮影や編集と
いったスキルの向上を図るだけではない、根源的な映像の〈強度〉ともい
うべき力に価値をおいた試みの意義を再発見するに至りました。

そこでこの度、とりわけ現代美術におけるワークショップ事業において
〈映像の強度〉を根底にすえた事業を企画・実践してこられたアーティス
トやキュレーターが一同に会し、それぞれの取り組みを共有し、各々の試
みを再考し、今後より精度・効力を高めつつ相互協力を深め、ますますひ
ろく社会に還元してゆくプログラムづくりにいかす機会として、映像とワ
ークショップのあり方を考えるシンポジウムを開催いたします。凍返る春
節に工場跡地での会場となりますが、みなさま是非ご参集ください。

話者:藤井光(美術作家)
会田大也(YCAMミュージアムエデュケーター)
清水建人(メディアテーク学芸員)
櫻田和也(Un*xサーバ技術者)
進行:久保田テツ(NPO remo 代表理事)

【日時】2011年2月5日(土)12:30-14:30
【場所】コーポ北加賀屋(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)
【主催】NPO remo [記録と表現とメディアのための組織]

http://www.remo.or.jp/ja/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

お問い合わせ:contact@hikarufujii.com