「ノベルティ」の必要性 no comments
ノベルティの必要性ですが、その前にノベルティって何か分からない方の為は最初から読んでください。社会人の方は、ノベルティって何だか分からないということはいないと思います。しかし学生の方等はあまり聞きなれない言葉かもしれませんので、簡単に説明致します。ノベルティとは、「ある企業が自社の宣伝を目的として無料配布するもの」です。
無料ということもあり、そこまで高価なものはあまりありません。ボールペンであったり団扇であったり、会社名を品に入れお客様に配布して宣伝するといったかたちです。例えば印刷会社は自社で製造したカレンダー、電器屋さんで言えばペンライトなど、会社名やロゴを入れやすい比較的安価な品をノベルティとして選ぶことが多いです。消費者が無料で手に入り、尚且つそれが実用品であったらどうでしょうか。例えばボールペンにしろ会社名が入っていても使えれば使います。それを利用して、企業の製品の存在を身近に感じてもらえることになります。そこでノベルティの必要性です。企業にとっては費用はかかりますが、お客様も喜び自社も知ってもらうといった大きなメリットがあります。しかしながら、例えば企業も大きな費用をかけ、誰もがほしいものを作り上げたらどうでしょうか。そしてその品を一部限定でしか配布しなかったら。展示会であったり、開店記念で店頭で配布したり一部限定となってしまう状況はいくらでもあります。そこでこのような現象により、昨今何かと問題になっているのが、プレミアがつくといった品の存在です。一部限定なので、誰もが手に入れることの出来ない商品ですから、必然的に特別な価値がつきます。一部の方はコレクションとして喉から手が出るほどほしい品になります。その品にもよりますが、中古市場で数万円ほどの値がついたものもあります。この問題が起こりうるので、プレミアとして出回ってしまうものを作成するのは、実際販売する商品にも影響を与えます。
しかし今はネット社会ですから、逆にこのような問題が起きたら企業名が知れ渡り、本来の「消費者に対して企業や製品の存在を身近に感じてもらう目的」は達成しているという見方も出来ます。どちらにしろ企業の宣伝としては、地道ながらとても効果のある方法です。中にはノベルティの戦略を大きく取り入れ、そこから商品開発をしているところもあります。消費者にとっても無くしてほしくないものですので、企業の今後の戦略に期待しましょう。